コンビニエンスストアの経済・社会的役割に関する調査をまとめました(経産省) http://t.co/dgy643z0GY 時間のある時にじっくり読もう。それだけの価値はあります。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 3月 25
ランドセルの誕生は、なんと江戸時代終期、幕末の時代までさかのぼります。当時の幕府が洋式の軍隊制度を導入するにあたり、オランダからもたらされた布製のバックパックを利用したのがランドセルの始まりといわれています。「ランドセル」という名称はオランダ語の「ransel(ランセル)」がなまってできあがったものなのだそうです。
日本でランドセルが通学用カバンとなったのは明治時代に入ってからのこと。明治10(1877)年に開校した学習院は、同18(1855)年に馬車や人力車での登校を禁止し、徒歩通学を義務付けるようになりました。それと同時に、軍事用に使用されていた丈夫なランドセルを通学カバンとして使用することを定めたのです。
しかし、その頃のランドセルは、まだリュックサックに近い形態のものでした。現代の箱型ランドセルが誕生したのは、それから2年後の明治20(1887)年。大正天皇の学習院入学を祝し、当時の内閣総理大臣だった伊藤博文が特注で作らせ、その形が現代まで受け継がれているんですね。
そろそろ入学シーズンに突入するということもあり、通販サイトやウェブサイトの広告でもちらほらと新学年・新入生向けの商品展開が増えてきた。その中でも学習机などと共に目に留まるのがランドセル。子供の数の漸減で需要も少しずつ減り、色々と騒がしい業界ではあるけれど、やはりランドセルはこの時期の季節アイテム的な存在として欠かせない。でもそういや、ランドセルってどんな由来があるんだろう? そしてなぜ黒と赤なの?
......という素朴な疑問に、先日tenki.jpがコラムを設けて答えていた。詳しくは引用元で読んでほしいのだけれど、色の由来とか現状などについて、細かく、詳しく書かれている。軍用のバッグみたいなものを流用したという話は以前ちらりと耳にしていたけれど、実際にはこんな話があったとは。そしてかの伊藤博文が関係していたとはね。三世紀に渡る歴史を持つわけだ。
カラフルなランドセルも個性があっていいけれど、個人的にはやはり黒と赤のを見ると、懐かしみ・哀愁と共に愛らしさを覚えてしまう。大人でもファッション的に使っている人も出て来たし、ね。
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