サンフランシスコ市ミッション地区のマクドナルドで従業員の時給を$15にしろっていうデモが起きてるんだけど、参加してるのはどうみてもマクド従業員ではないといういつものアレ。
— Masayoshi Nakamura (@masayang) 2015, 4月 15
マクドの時給が悪かったらもっといいところで働けばいいじゃん。そうさせずに外野から「最低賃金を上げさせろ」ってデモしてる人たちって「マクドで働くような人達は他の給料の良い会社では働けないだろう」という差別的前提のもとに行動してるんじゃないの? マクドの時給を15ドルにしても、徹底した合理化でパートが3割クビ切られる、みたいなオチになるんじゃないの? てか、マクドに期待してるのは安さなんだから人雇うのやめてロボット使うくらいの合理化をしてほしい。 マクドナルドの行く先は自動販売機で良い気がします。店舗も不要だし頑張って自販機バーガーのレベルを上げてほしい マクドナルド......に限らずアルバイトの件も、仮に今件の運動の意図の通りに「最低時給が15ドル」ってことになったとしても、結局リソースの総計に変化はないのだから、就業している人の労苦が増えるだけになるような気がする。 それとは別に。マクドナルドの自販機化ってアイディアは面白い。ファストフードは概して作り立ての味が命で、作り置きの味の低下ぶりは並大抵のものではないのだけれど、この点を解消できるアイディアが創りだせれば、ファストフードに革命が起きる、かもね。ぶっちゃけ、ハンバーガーとチーズバーガー、ポテト、ナゲット、シェイクだけの自販機でも結構イケると思うよ。缶ジュースの自販機を並置して、さ。
この話は巷に知られる限りでは昨年6月にアメリカの一部地域で最低賃金を時給15ドルに引き上げたことがトリガーとなっているようで(
この指摘が一番ピンとくる。もちろん例の残業周りの話と同じように「それが出来ない人もいる、環境もある」ってのもあるんだろうけれど、アルバイトの場合は雇用流動性の高さが要なんだから、その理屈はあまり通らないんだよね。すき家の現状が好例。
似たようなムーブメントとしては残業周り以外では数年前の「派遣叩き」が似たような感じ。結局派遣を叩いた結果、派遣業を活用していた人、企業までネガティブな影響を受け、必要とされていた労働リソースはアルバイトやパートにシフトしただけ。後は叩くことでネタを得られたメディアと、旗を振っていた一部の方が懐と権威を底上げした程度。どれだけ当事者にとって状況は改善しただろうか。改善した部分とマイナスの影響を受けた部分、双方を天秤にかけたらどちらに傾くか。
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