防衛費の推移を見ると、直近の2014年度分でも2004年度分にすら追いついていない

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先日ドルベース周りのGDP換算やら縦軸が奇妙な仕切りの「軍事費」絡みで登場した防衛費の推移。防衛省側が定期的に公開している資料でしっかりとした推移を示すものがあったので、覚え書きも兼ねて。

チェックをしたいのは単純な防衛費だけでなく、SACO(沖縄に関する特別行動委員会)の関係費や米軍再編関係費も含まれているということ。まあ、アレだ。基地周辺対策費・施設の借料やら提供普通財産上試算やら基地交付金やら、さらには海上保安庁の予算も含めるべきとの考えもあるんだろうけど、そこまで含めると比較対象となる海外の話はもっと複雑なことになる。例えば中国とかね。

で、グラフを見れば分かる通り、そして補足説明を見れば分かる通り、防衛費が減少しはじめる直前の2003年度の水準には今一つ足りないところがある。そして周辺環境情勢を考えれば、当時の水準ですら不足していることは明らか。

まぁ例えば上記のグラフで直近10年分位のみを切りぬいて来れば「急な軍拡だ」と読ませるのは容易だろうけれども。ちなみにこれ、左側縦軸の下限がゼロでは無く4兆5000億円になっているのにも注意。

ちなみにこれ、各年度のドルベースで換算したらどうなるんだろうな。時間があったらやってみよう。

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このページは、不破雷蔵が2015年4月21日 08:30に書いた記事です。

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