エイプリールフールで企業が超気合いを入れる理由

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本日4月1日はエイプリールフール。厳密には午前中のみだとか、語り手も聞き手もハッピーになれる類のものでないとアウトだとか、一目でフェイクとして分かるようなものでないとマナー違反だとか色々あるんだけど、その辺のガイドラインは結構曖昧で、ともかく本日配信される情報に関しては、今まで以上に慎重に、厳密に精査をする必要がある。個人的には年度替わりのどたばたするこの日では無く、1日ぐらいずらしてもいいような気がするのだけどね。

ともあれ、エイプリールフールでは力を入れてネタに走ることによって、その情報が拡散され、ニュースとして取り上げられ、大いに注目される機会が生じる。そのチャンスは通常の、日々の業務進行とは比べ物にならない程の高い確率。まぁ、いきなりゴールドラッシュがやってきたようなもの。先日の【エイプリールフール企画でプレスリリースを出す時の注意点がプレスリリースポータルから出されました】でも触れた、エイプリールフール用のプレスリリースでも「大手のサイトに紹介されるかもしれないよ」と書いてあるのが、その状況の象徴でもある。昨今はソーシャルメディアの普及、スマートフォンの利用率上昇に伴い、波に乗った時の拡散力はハンパないものがあるし、「とにかく自分らの存在を知ってほしい」という想いを持つところにとっては、起死回生のチャンスには違いない。

そう考えれば、エイプリールフールも、案外悪いものではないのかな、とも考えたりする。


一方でこんな意見もある。企業やグループ、事業体単位での嘘ってのは、概して自前の属性をアピールできるものとの連動性が欠かせない。まったく無関係のネタを嘘として展開しても、それが本当にフェイクネタなのか、アカウントハッキングによるものなのか、判断がつきにくいから。ネタと嘘の境界線をしっかりと判断した上で披露しないと、かえって興ざめしてしまうかもしれない。

今年のエイプリールフールではどうかな?

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このページは、不破雷蔵が2015年4月 1日 05:50に書いた記事です。

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