バンナムの古いゲームがオープン化するようです、でも具体的な話はこれから

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 バンダイナムコゲームスは3月31日、「パックマン」「ゼビウス」「マッピー」など同社の17キャラクターを国内のクリエイターに開放する「カタログIPオープン化プロジェクト」を4月下旬に開始すると発表した。通常の版権許諾と異なり、キャラクターの監修などは行わず、簡易的な企画審査だけでスマートフォンゲームなどのコンテンツに利用できるようにする。

海外のゲーム誌やゲーム関連のポータルサイトを見れば分かるように、海外のゲームではその多くが古いものに関しては著作権が放棄され、自由にダウンロードして遊んだり、他機種への移植ができるようになっている。そのシリーズや系統を受け継いだ最新作のセールスプロモーションの役割も果たすし、ファンの呼び水的なものの期待、派生商品による市場拡大の目論見もあるんだろう。

日本ではあまりそのような措置は取られていない。メーカー側が積極的にリメイク・リニューアルをしたり、エミュレーター形式などで提供して商品として再発売してしまうから。その分採算は良いのかもしれないけど、裾を広げるという観点ではマイナスとなる。

で、今件は多分に、その双方の美味しい所取りをしようというものじゃないかなあというのが個人的な感想。キャラ監修無し、簡易的な規格審査のみで、自在に該当商品のネタが使えるというもの。もっとも今回発表されたのは第一弾となる具体的なタイトル名だけで、どのようなハードへの展開が可能か、企画申請の方法など詳細は後ほど。上手い具合に、そして欲張らない形で仕組みを作らないと、今件第一報で喜んだ筋も大いに凹んでしまうことになる。

いかなる判断が下されるのか。今後の発表に期待したい所だ。

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このページは、不破雷蔵が2015年4月 1日 07:06に書いた記事です。

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