ローソンと佐川急便が手を結んで「御用聞き」を始めるようです

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ローソンとSGHは、ローソン店舗半径500m内の小商圏配送・御用聞きサービスを展開する共同事業会社を設立し、東京都世田谷区を中心とした約20店舗で新サービス「SGローソン マチの暮らしサポート」の開始を検討いたします。「SGローソン マチの暮らしサポート」では、お客様のご不在時に宅配された荷物をローソンの店頭で受け取ることができるサービスや、専任配送担当者がお客様のご自宅へ直接荷物をお届けするサービスのほか、ローソン店頭で販売するお弁当類などの商品やネット宅配「ローソンフレッシュ」の商品を一緒にお届けする御用聞きサービスを展開いたします。2015年度中に東京都内約100店舗へサービスを拡大する予定です。また、シニア層や主婦層を宅配スタッフとして新たに採用し、人材活用に取り組むことも検討いたします。

先日【コンビニがタクシー乗り場になりました・ファミマと日本交通が手を組みタクシー呼び出しサービスを都内で実証実験】でファミリーマートが生活拠点の立ち位置を強化するため、タクシーをハイヤー的に使えるような仕組みを構築した話を挙げたけれど、それは結局買い物困難者問題とか過疎化を踏まえた実証実験的な香りが強い。今件も大筋ではそのような発想に近い、地域社会のすき間を埋めるビジネスなのかな、という感はある。コンビニ版三河屋さん、みたいな感じ。

以前ローソン100の商品をお年寄り向けにチョイスして配送する仕組み的なものを実証実験していた記憶もあるんだけど、ローソン100自身が事業縮小の方向に向かっているし、続報を耳にしていないので、本格導入するまでの成果は得られなかったのだろう。あるいはその経験を踏まえた上での今件の事業提携による、さらなる実証実験なのかもしれない。

対応領域を店舗から半径500メートルと限定し、コンビニが出来る範囲での至れり尽くせり的なサービスを提供していくとのこと。ビジネスモデル、採算性の問題を考えると、地方では少々難しい内容となるけれど(本家でもちらほら触れている、インフラと人口の拠点集中化による採算性の確保ともつながってくるな)、興味深い話には違いない。先日の介護施設との連動店舗とかと合体すると、さらに面白いことになりそう。

またそれとは別に、ローソンで佐川急便の荷物受取ができるようになるとのこと。こちらは佐川を使っている人には便利な話。ますますコンビニにサービスが集中するようになるなあ。

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このページは、不破雷蔵が2015年4月 8日 06:33に書いた記事です。

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