確率論の問題か...「一定以上のアクセスが集まると、他人を煽ることと不愉快にすることにしか興味がない人間が必ず発生する」という話

| コメント(0)


いわゆる「クソリプ」問題(この言葉自身は字面の問題もあり、個人的には極力使いたくないのだけど、すぐに連結した発想が出来うる代替ワードがなかなか見つからない)とも絡んだ、成程感的な話。

元々確率論的な問題で、どのような事象にもイレギュラー的な、常識の発想では当てはまりにくい、斜め上的な反応を示す人、場面はある。たまたま内情的にそんな状態に追いやられていただけかもしれないし、それがその人にとっては当たり前なのかもしれないけど、どちらにしてもありうる。大きなアクセス数を示すウェブサイトやブログに良くわからないツッコミが入っていたり、普段は平穏なサイトにも関わらず、特定の注目を集めた記事には「この人、どこからやってきたんだろう」的な反応を示している場面を見つけるとかは、ありうる。サイコロを3個振って全部6が出る確率は6×6×6=216分の1だけど、1000回も振り直していれば4回ちょっとは出るってことになる。下手な鉄砲数撃ちゃ当たる。

で、その稀有な事例に対し、いちいち反応を絞め続けていると、レアケースにリソースをとらわれてしまい、その他大多数に対する便益がごりごり削られることになる。その対応が有意義で不特定多数にもプラスとなるものならまだしも、その特定少数の、イレギュラー的な存在の便益にしかならず、しかもそれそのものが理不尽なものであるのなら、リソースの投入は適切な判断ではない、というもの。何となくわかる。まぁ、例えば行政上の職務とか企業のクレーム対策はケースバイケースだけどね。その少数事案が不特定多数に広まる可能性が体現化されただけかもしれないから(例えば交通事故とか、異物混入事件とか)。

他方、ツイッターは他のツールと比較しても他人へのアプローチのハードルが低いため、その特定少数のレアケースが発生しやすいのも事実。「わりと簡単そうなことが大変難しい」とあるけど、ハードルが低いからこそ誘惑に駆られやすいってのがあるんだろうな。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2015年4月 9日 06:26に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「「FAMIMA CAFE DONUT(ファミマ カフェ ドーナツ)」試食」です。

次の記事は「ねこあつめのえきちょうさんの遊び道具は実在する」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30