今の高校生にとってスマホは必需アイテムであると同時に憧れアイテムなのかもしれない

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自分が高校生だった時に憧れのアイテムとして友達の間で持てはやされたものってなんだろうと思い返してみても、特に何かが浮かぶわけでは無く、部活動で欲しかった望遠鏡とか発掘用の機材とか放送用器具とか良くわからないものしか頭に出てこないので封印するとして(笑)。色々と調べてみると確かに高校生にとってオーディオコンポをはじめとした音楽系の機材を調達するのがステータス的な時代があったらしい。あとはギターとか。

でも今はどうなんだろう。確かに一部の趣味としては存在するのだろうけど、昔ほどではないような気がする。むしろ昨今では指摘の通り、そのオーディオの機能すら実装しているスマートフォンこそが憧れアイテムなのかもしれない。

スマホはさらに、すでに周囲の人も結構持ち合わせている。高校生ではすでに9割、中学生でも3割を超えている。さらにオーディオコンポは使っている人本人の便益を提供するけれど、スマートフォンの場合は他人とのコミュニケーションそのものも促進させてくれる(オーディオコンポは他人との交流のネタにはなるけれど、コンポ自身で会話が出来るわけじゃない)。

当方が定期購入している4コマ漫画誌の某漫画でも、クリスマスのアルバイトをしたお金で、念願のスマートフォンを手に入れる事が出来るとはしゃいでいる、高校生の姿が描写されていた。ああ、やっぱりスマホって、高校生にとって一番のステキアイテムなんだなあ、とそれを思い返しながらも思ったりする。

版権の問題があるので具体的な写真は挙げないけれど、少し前に「かつて個別機能を有する電気機器としてこれだけのものがあったのに、今ではスマートフォンが全部集約してしまった」ということを表現するための、一枚の写真があった。電卓やらウォークマンやらコンポやらその他諸々の機材がごっちゃ利並んだ写真と、スマホだけがぽつんと置いてある写真を並べたもの。その写真にも、憧れ感が表れている感じがする。まさに魔法のツールなわけだ。毎月対価が求められるけどね(ホント、魔術による契約を結ばされたようなもんだよねぇ)。

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このページは、不破雷蔵が2015年4月 9日 07:19に書いた記事です。

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