「プロパガンダは信者に向けたお経」との説になるほど感

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先日のプーチン氏の某発言に伴ってか、指摘ではプーチン氏やアサド氏を名指ししているけれど、今件はその人たちに限ったものでは無く、非常に汎用的な、説得力のある解説と成している。プロパガンダは支持者、信者に向けたお経であり、第三者を呼び込むためのオルグ的行動のツールでは無い。まぁ、なびいてくれたら嬉しいな、位なものだろう。

支持者を引き留めるためのツールなのだから、そこに真実性など必要は無い。ロジックがごちゃごちゃでも構わない。中には「あれ?おかしいぞ」と我に返る人もいるだろうけど、大よそは深い考察などせずにただひたすら唱え続ける。だってお経だから。読み返し、信じるだけですくわれるから(本当の宗教におけるお経を茶化しているわけではないので、念のため。本当のお経は背景もしっかりとしたもので、内容を読み解くとありがたいものであることが多い)。

これっていわゆるエセ科学とかEM菌とか「江戸しぐさ」とか放射線周りで妙な主張をしている筋とか、「世界支配層」に代表される「僕達だけは真実を知っている」的な属性に共通しているような気がする。だからこそ、ロジックなど気にせずに盲信する。まぁ、見方を変えればそれこそ悪質な新興宗教の仕組みそのものなんだけどね......。

非論理的な、ロジックの上で破たんしている嘘を真理として信じ込むような状況に、「何で論理的に考えればすぐに間違いだと気が付くはずなのに」という疑問があったけれど、「お経だから」で納得。

でもそうすると、どうすればその「お経」の束縛から逃れることができるのだろうか......と思うと、頭が痛い話ではある。内部だけでワイワイやってくれていれば何の問題もないんだけどね。一般社会に悪い影響をもたらすので始末が悪いのだな、これが。

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このページは、不破雷蔵が2015年4月17日 07:26に書いた記事です。

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