マクドナルドがかなりキツいらしいとの話

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当社はお客様やステークホルダーの皆様の信頼を回復すべく、今後も引き続き食の安全・安心に関する問題に最優先課題として取り組んでまいりますが、ビジネスの回復の加速と将来の成長の礎を築くため、4つの柱からなるビジネスリカバリープランを策定いたしました。今後はこのビジネスリカバリープランの実行を通じてお客様の目に見える変化を遂げ、「お客様と心でつながるモダン・バーガー・レストラン」へと進化してまいります。

ステークスホルダーってのは利益関係者。ぶっちゃけると株主とか関連企業の人達。マクドナルドの業績が悪化して色々とトラブルが続いていると、それらの人達にもマイナスの影響が生じるため、どうにかしますので怒らないで、見捨てないで、というところ。で、「ビジネスリカバリープラン」ってのは直訳すると「事業の状況を改善するための色々な案」って感じかな。

詳しい精査は他の専門家の方に任せるとして、ざっと見た限りでは、やっぱり軸がちょっとずれたまま走ってるかなあ、という感は否めない。現状の軌道修正、付け焼刃的以上のものではないのだよね。極論すると現状の認識が出来ていない。周辺環境の変化も含め。

客数が思いっきり減ったのは昨年の夏で、タイミング的には間違いなく例の中国鶏肉問題、そしてその後の異物混入報道連荘事件が原因だろうけど。以前【数字は大切だけれど、数字では表せない・表しにくいものもある】で触れた、見えない、数字化できない部分の問題が山積されていて、それが堰を切って流れ出すきっかけに過ぎなかったと思うのだよね。その点に対する考察がほとんど見られていない。これは現社長では無く、前社長の経営姿勢が問題なので、現社長に責を負わせるのは少々キツい話かもしれないけれど。

マクドナルドは自分が持つ資産、利点を見直して、現在の周辺環境を見極め、利点を活かせるビジネスモデルへかじ取りを試みる時期に来ていると思う。


これは冗談がてらにツイートしたので全部平仮名書きにしてあるけれど、モーニングメニューを常時発売したり、基本セットのみの小型販売店(可能ならば自販機化してもいい)、さらに和のメニューに絞った店舗展開もありかもしれない。何しろ知名度と、全国展開というメリットは今なお確保しているのだから、それが活かせるうちに活用を図るべきじゃないかな。

......株価が落ちきったところで株主になるというのも一興かな。

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このページは、不破雷蔵が2015年4月17日 07:38に書いた記事です。

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