がんの治療法の話、今後「市場」も拡大化してくるだろうから......

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自分自身ががん保険に入ったのと前後して、芸能人や著名人の死因でもがんに係わるのもがちらほら増えて来たなあ、という感はあった。で、それに合わせてというのか、あるいはネットの普及も大きな要因なのか、がん関連の話でこの類の事案も増えている。要は「治療側は金儲けの為に患者を振り回している」みたいな。ぶっちゃけると陰謀論。

まぁ前世紀末の世紀末伝説や昨今の震災まわりのあれこれみたいに、恐怖を煽った方が引きは良いしビジネスにもなるから。そこに敵対対象として利権と巨大権力をプラスすれば、もう役満状態。もちろん世の中すべてが聖人じゃないので、中にはそう取られても否定しきれない事案もあるだろうけれど。ただそれをあたかも全体的な状況として語るのはいかがなものかな、と。しかもその方面の有資格者が、その肩書を喧伝した上で新聞に披露するとは。


以前レポートしたけれど、当方もちょっと前に胃がんの嫌疑をかけられて精密検査をした経験があり、また親族でがんを患い亡くなった人もいるので、がんに関しては他人事では無い。それだけに、この類の話が繰り返され全体的な環境改善が阻害されるのは、正直気持ちの良い話では無い。


今件指摘された朝日新聞の記事に代表されるような、がん周りの話が増えてきたのは多分に、、近藤某が媒体で複数出て「活躍しているように見える」「商売になるように見える」実例を創ってしまっているのと、今後がん罹患者の話が増えてきて「市場」が拡大するからという思惑が、怪しい筋とメディア双方で一致したからなんだろう。市場開拓というと言葉はきれいだけど、煽って懐を稼ぐためにってのは......ねえ。

ちなみに「がんが増える」ってのは相対的に他の病症のリスク軽減スピードが大きいから。それは上記のグラフにある通り。恐らく「震災の影響で」と言い出す筋があるはずなので、今から先手を打って。

これを専門的な分野のサイトに掲載する新聞社も新聞社。先日の首を傾げるジニ係数を挙げた毎日新聞の事例といい、どこぞの新聞のコピーとして以前使われた「新聞を疑え」ってのが冗談では無くなった感はある。単にネタ探しのトリガーや、暇つぶしの読み物程度としての価値しかなくなったってのでは、文化も何もあったものでは無い。

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このページは、不破雷蔵が2015年4月20日 07:41に書いた記事です。

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