「見てもらいたいんだから作ってるんだろ?バイトしてでも作れよ、落としてやるからwwwww」というコメントをぶつけられて以来、違法DLする人に「好きなら買って」とか「いつか業界がなくなります」などと良心に訴えるのは無駄だと思っております。
— BISHOP「教育指導IE」4/24 (@BISHOP_JP) 2015, 4月 18
ぶっちゃけた話、利用者が増えれば確率論的に不届きな考えを持つ人は必ず出てくるのだから、それが多数意見で無く、また正論で無い限り、「そういう意見もあるのね」程度で聞き流すのが一番......ではあるのだけど。やはり直接自分が手掛けたものに対し、直接このような意見があると、心にノミを打ちつけられたようで痛い話には違いない。悪質まとめサイトやらパクツイの動向を見るに、語る側は自分の語りが正論だと確信しているのか、それとも当事者に直接語っているような感覚は無い感はあるのだけど。
人のリソースには限界があるので、確かにすべての人に良心を求めるのは効率的に問題があるとは思う。
クレームとはちょっと違うのかもしれないけど
「webで無料公開してる漫画なのに単行本にしてお金取るなんてセコい」って言われたことを思い出した...
元々そういう仕組みなので単行本が売れないと漫画自体終わっちゃうんだけどね...(´・ω・`)
#実際に言われたクレーム晒す
— 桃井涼太 (@utakataclub) 2015, 4月 20
これもクレームとは違うのかもしれないけど、web連載を単行本にして発売はセコいって文句言う知人に「でもお金出して買ってもらわないと作家は飢えて死ぬんだよ」って言ったら「漫画ばっか描いてないで働きなよ!」って返されて仰天したことが...これが仕事なんだよ #実際に言われたクレーム晒す
— 菊野郎 (@kikuyarou) 2015, 4月 20
漫画バカにしてんのか。って思うけど多くの人にとって漫画は世の中にたくさんある娯楽の一つで、娯楽=趣味という図式が脳内にあるんだろうなぁって感じる
— 成原とんみ/26日佐世保西海-佐01 (@tonmi_n) 2015, 4月 20
ウェブ公開の漫画は「超お試し版」と考えれば、と当方は思ってます。良いものは後にまでずっと残しておきたいので単行本をボンガボンガ買う。つまりウェブ公開漫画はワナ(待て)。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 4月 20
結局のところ、ウェブ上で無料でチェックできるコンテンツが増えた(スマホ等を持つ小中高校生が利用するウェブサービスやアプリはほぼ無料のもののみという統計結果も出ている)こともあり、そこから学習する形で、無料で視聴できるものはすべて自分のものという感覚が浸透しているような気がする。雑誌は対価を支払って自分のものにして、その上で中身を読む。ウェブ漫画は無料で読めるものが多いけれど、それも自分で中身を読めているのだから、自分のもの。そして無料で提供できるんだから、コストなどかかっているはずがない、みたいな。
先日本家サイトなどで掲載した「小中高校生の間に広がっているのは読書離れ、本離れではなく、雑誌離れ」という話にもある通り、今後連載型の漫画のプラットフォームとして紙媒体の雑誌の立ち位置は、ますます辛いものになる。それに合わせてウェブコンテンツ上の展開がさらに広がる、あるいは余儀なくされていく。
その時に「ウェブ上のは全部無料、創ってる人も片手間で、趣味趣向でやってるんだから当然の話、売ってるものも違法でダウンロードしたって当然の権利」的な風潮が広まってしまうと、結局誰も得をしないことになる。
ウェブ上のコンテンツだって空から降って湧いてくるわけでは無い。遊びのコンテンツでも、それを創った人は仕事として、懸命になって作っている。その辺りをしっかりと啓蒙しないと、世の中の理を、常識を知らないダメな大人になってしまう......ってもうそういう人が多分にいるという話は禁則事項。
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