親の言葉は子供にとって絶対、神様のお告げみたいなもの

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運送の上での合理性や見た目で品質を判断される場合が多々あること、陳列のしやすさなどから野菜は概して形の整ったものが好まれるけれど、実際に育てたことがある、育てている場を見た経験のある人なら分かる通り、周辺環境によって多種多様な形のものが存在する。話に挙げられている大根の類は、むしろ面白ネタとして投稿されることも多い。

ただ先の震災以降、経験・知識不足から、あるいは意図的にそのような話を流布して恐怖心をあおる筋の話に騙される形で、今件のような話を語ってしまう場合がある。二股とか三股の大根なんてのもよく聞く話で、マンドレイクかよとかいうツッコミを入れつつもニヤニヤしたもの。まぁ実際食べる時には、その「足」の部分の処理が面倒なので、すぱっと切ってしまうのが常だけど。

で、問題なのはその大根自身ではなく、子供への影響の話。恐らくは子供へも同じような解説をしていただろうから、子供も同じような考えに至る、思い込まされることだろう。何しろ子供にとって、親は絶対神、唯一無比の存在だから。


周辺環境への認識がある程度出来るようになると「反抗期」などによって反発を示すこともあるけれど、大よそそれなりに成長して行動領域が広まるまでは、子供にとって自分の世界は歩いて行ける範囲、自宅とその周辺、そして学校位。そしてそれらの領域の中で、衣食住を提供する絶対神が親。親に逆らったら自分は生きていけないということを本能的に知っている。だからその親の言うことは信じ込んでしまう。というより信じ込まないと死んでしまうかもという本能がある。

だからこそ、親は不用意な言動をしてはならない。自分自身の言葉が子供に与える影響力を常に繰り返し反復して、認識する必要がある。子供は親の鏡。

これと似たようなことが、指摘されている通り、その筋の専門家である医療関係者......に限らず、各方面の肩書を持った人に言える。言える、のだけどね。それを理解認識している、肩書保有者がどれだけいる事か。

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このページは、不破雷蔵が2015年4月22日 06:44に書いた記事です。

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