中国人記者への対応に波紋=麻生氏に批判相次ぐ(時事通信) - Yahoo!ニュース http://t.co/Xgo1U8uyMN
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 4月 23
......ということで、先日から色々と精査をしていた、4月3日付の麻生財務大臣の記者会見での話がぐるりと回って時事通信報として伝えられたことで、やっぱり感を覚えた次第。
上記記事の解説コメントとして挙げた内容は次の通り。
いわば火付け役となったAERAの記事はdot.ドットで4月19日付け「麻生氏、会見で海外メディア嘲り「爆笑」 世界に恥さらす」にて確認できますが、やはり本記事同様、片方の主張のみの内容で事実として伝えています。
いわば情報ロンダリング的な切り口として注目すべきでしょう。ちなみに同じ内容はすでに4月7日時点で「麻生太郎氏に「からかわれた」と中国メディア記者~」としてサーチナからの転送記事で掲載済みです。
リンクが張れない、文字数制限などの制約で結構端折っているけれど、状況としては大体こんな感じ。日本国内の火付け役となった朝日新聞の公式サイトの派生サイトdot.ドットで19日付でAERAの記事が転送されて掲載された際に、ちょいとアレな感があったので、【財務省の財務大臣記者会見の議事録】を確認すれば分かるのだけど、ここ数か月、大臣による記者会見で、AIIBに関する質問......というか事実上の詰問(なぜ参加しないのか、するべきだろ、しろよ的なもの)が繰り返し繰り返し、それこそ少佐なら「何度も何度も」と言いそうなペースで成されている。
確かにAIIBは財務省事案ではあるけれど、この分量は異常。記者側の質問では具体的にどの記者が質問したかまでは議事録に残っていないので断定は出来ないけれど、内容から察するに特定少数による繰り返しの質問の可能性も否定できない。だからこそ4月9日では「同じ事何度もいってんだろ」的な発言すら出て来たと思うと、よく理解できる。
中国人記者への対応に波紋=麻生氏に批判 http://t.co/9zWJhbaIVG
仮に中国高官が日本の記者に同様の無礼をした場合、中国の国内メディアが今回の日本のように当該高官を批判し、当該記者を「立派な報道人」 と身内扱いで持ち上げる現象はまず起きないことをお忘れのようだ
— 安田峰俊|『境界の民』好評発売中 (@YSD0118) 2015, 4月 23
無礼と読める行為なのか否かも結局のところ映像報道資料を確認しないと判断できないし、「当人が無礼と思ったから無礼なのっ」て事ならすべての事案が同じような切り口で問題提起されてしまうので、それは不可解な話になるけど。指摘の通りではある。
まぁ、議事録が無ければここまでの精査は出来なかったってこともあり、議事録そのものの早期公開はありがたいけれど、やはり記者名が全部「問」で統一されているのはちょっと不便。
財務行政へのご意見・ご要望の受付 https://t.co/a8dgAPsvhw から議事録に関する要望を財務省に出してみました pic.twitter.com/JVD2Bzlzwr
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 4月 23
ってことで財務省側に議事録に関して「質問側も具体名を。無理ならせめて各質問の質問者が誰なのか識別できるようにしてほしい」との要望を出しておいた。取り入れられるとありがたいのだけど。まぁ本当は動画の公開が一番なんだけどね。
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