「米国は、日本を常任理事国に含む形で国連安全保障理事会が改革されることを期待している」日米共同ビジョン声明

| コメント(0)
米国は,日本を常任理事国に含む形で国連安全保障理事会が改革されることを期待している。70年前には,このパートナーシップは想像できなかった。今日,このパートナーシップは,日米両国が共有する利益,能力及び価値を適切に反映している。

ここ数日政治周りやら外交関連の話が騒がしいのが妙な感を覚えていたのだけれど、なるほど総理の訪米で色々と思惑が絡んでいるのね、ということで妙に納得をしたりする。で、報道直後は気が付かなかった......というか昨日は色々と立て込んでいたり体調不良で卒倒していたりしたので気が付かなかったのだけれど、結構興味深い共同声明が出ていたので、覚え書きも兼ねて。

内容は多岐に渡るもので、まぁ美味しい所を積み食いした感もあるけれど、結構良くできている。双方の顔を立てまくったという感じ。オバマ大統領は来年役を終えることになるのであまり意味はないような気もするけれど。

で、もっと話題に登ってもいいはず......というか昨日の時点で気が付くような騒ぎになってなかったのがちょいと不思議なのが、上記の引用の部分。日本に「常任理事国になってちょーだい」的な話が具体的に出てしまっている。リップサービスとの部分が多分にあったとしても、これは結構なインパクト。


定期的に行われている日米双方の国民ベースの意識調査でも、日本の常任理事国入りはポジティブな感想。個人的には「なんか面倒くさいこと押し付けられそうだし、非常任理事国でいいんとちゃう? 自衛隊の予算を5倍ぐらいにかさ上げせなあかんようになるで?」的な感じでどちらかというと否定的思惑の中にあるのだけど、ともあれ調査結果としてはこんな感じが出ている。

連休明けにどのような動きがあるんだろうか。ちょいと注目したいところだ。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2015年4月30日 05:56に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「色々考えさせられる、選挙制度と選挙カーの効果と」です。

次の記事は「アニメーターの実情を知ることが出来る調査報告書「アニメーション制作者実態調査 報告書2015」が出ていた」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30