ドローン坊やは親が配信環境を取り上げてもコミュニティー支援者がすぐ新しいのを買い与えてしまうらしい 小銭で前途なき若者を崖から勢い良く投げ捨てる遊びいいよねよくねぇよ!!! 坊やはWin-Winと思ってるかもしれないけど端から見れば無慈悲なおじさんたちが慰み者にしてるだけなんだね
— カエルのような生き物 千景ケロケロ (@1000cage) 2015, 5月 21
15歳少年の行為に関して本当に考えなきゃいけないのはドローン規制云々ではなくて「承認欲求に飢えた年少者を無責任な欲望や悪意からどう守るか」というわりと昔からある問題ではないかなぁ...。
— 董卓(不燃ごみ) (@inumash) 2015, 5月 21
こちらもまた【15歳ドローン問題と「囲い」と真の加害者と】に絡んだ件。実のところ現行法で、実行動者となった該当少年にさまざまな支援をした人たちに、どのような問題が生じるのかは色々と難しい。法的解釈は専門家に任せたいところだけど、どうも動きが鈍い。幇助の観点では「それがアリなら反社会的な行為を成した上場企業に投資した株主も該当しうるって話になる」との指摘もある一方、児童福祉法の観点で考察すれば該当しうるのではとの話もある。
今件の場合は囲いをした人、支援者は該当少年がどのような所業をしたのかは把握しているはずだから「善意の第三者」とは成りにくいと思うのだけどね。また、原作の方の「機動警察パトレイバー」に登場する、シャフトの内海課長的な存在じゃないかとの話もあり、ああなるほど感を覚えさせた。直接行動して最終的に拘束された少年、バドが今件の該当少年で、パトロン役の支援者が内海課長。
ただその一方今件は、「ネット経由での情報交換で、恐らくは当事者同士は相対していない」「ドローンという新鋭機器が悪用された」「該当少年が15歳という未成年者」との点で目立つ形となっただけで、昔からよくあるパターンの現代版と見る事もできる。
初期に話題になった段階からそういう構図が透けて見えていたから「この子には適切なケアが必要なのでは」と言ってたんだよね。でもまさか親の静止(というか妨害)を振り切るレベルで周囲が炊きつけていたのは予想外だった。
— 董卓(不燃ごみ) (@inumash) 2015, 5月 21
「どんな社会でも一定の確率で救いがたい馬鹿は現れる」というのは昔から言われていることで、ネットによって今まで以上に馬鹿の可視化が容易になった。と同時に「馬鹿が自然発生するとは限らないこと」そして「馬鹿の背後には何百という"馬鹿を煽る馬鹿"がいること」も可視化された。
— 董卓(不燃ごみ) (@inumash) 2015, 5月 21
ネットの特性を表す概念として"集合知"ということばが流行ったけれど、ここ最近のネットを見てると"集合知"とは別に"集合痴"や"集合恥"という概念が必要なんじゃないかと感じます。
— 董卓(不燃ごみ) (@inumash) 2015, 5月 21
負の作用が生じてしまった「集合知」というよりは「集合恥」「集合痴」という言い回しは言い得て妙。他の情報同様に悪ノリがネットでは加速しやすい。しかも現実味に薄い所があるので第三者的な立場で居続けることができるのも加速化の一因。上の指摘に加えるなら、ネットによって「馬鹿」の予備軍、要素を持つ対象が容易に成長させられる可能性も大きくなったことは否めない。
「見知らぬ人の善意による助け合い」を実現するプラットフォームは容易に「自分では責任を取らずに他人に悪ふざけをやらせようとする囲い」に悪用されてしまう、ということか
http://t.co/4p1mfBkHRi
— ultraviolet (@raurublock) 2015, 5月 22
ドローン少年がまさに大人のドローンみたいになって逮捕された話、仮面ライダー鎧武で戦極凌馬が言ってた「なぜ悪い子になっちゃいけないかわかるか?悪い子はもっと悪い大人のカモにされるからだ」ってセリフを地で行っててなんとも。
— 蒔島梓 (@azusa_maxima) 2015, 5月 22
.@fussoo_moe さんの「踊る子供、煽る大人-ドローン少年の逮捕とドローンを与えた大人の共犯関係-」をお気に入りにしました。 http://t.co/ODZxz8WTl1
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 5月 22
この辺りの指摘もねぇ......便利であればあるほど、それが諸刃の剣だった場合、自らに切りつけられる傷も深くなるし、それはネットに限らずどのような場合にもあるうる話。先の記事では該当少年が操り人形的な状態にあったと表現したけれど、「ドローン少年がまさに大人のドローンみたいになって」との言い回しは、言い得て妙としか言いようがない。
これをもってして「社会の闇」という陳腐な箱の中にぶち込んでちょっと時間をかけて熟成させて他の社会問題と一緒にごちゃ混ぜにして、分かっているのか分かっていないのかよくわからないコメンテイター半ダースほどがずらりと長テーブルに並んでいる解説番組のネタにさせられて、挙句の果てに社会が悪い政権が悪い格差社会が悪いとあさっての方向の叩きネタに使われ、数週間で風化させてしまうってパターンになると、また同じようなことが繰り返されるだけなんじゃないかと思うのは当方だけだろうか。
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