この人を拒否したい。 / "医者自身が病気になったら"治療拒否"したいケース30 (プレジデント) - Yahoo!ニュース" http://t.co/V1ZXY2sxq6 #ぽんぽこたぬきさん
— 道良寧子? (@doramao) 2015, 5月 5
先日からちょっと話題に登って当方のツイッターにおけるタイムラインでもちらほら見受けられたこの記事。オーバー感のある煽りコピーと、興味関心を引きやすい要素を複数盛り込んでいる典型的な「作りタイトル」ってのが分かっていたので、スルーしていたのだけど、業界関係筋から具体的なツッコミがあったので改めて読んでみたら頭を抱え、さらにああなるほど感を覚えたので、覚え書きも兼ねて。
目先の利得や耳に心地よい言葉を連ねるだけの医者ってものすごく不誠実ですよね。
判断するための材料が不十分な患者を惑わすだけでしょ?
延命1年とかどうやってわかるの?
— 道良寧子? (@doramao) 2015, 5月 5
喀痰吸引が苦痛を伴うような医療行為だというのはその通りなのだけど、吸引をしなければならないような状況こそが苦痛であることを無視した言動ってどこから出てくるんだろうな?
クソ野郎だな、ホント。
— 道良寧子? (@doramao) 2015, 5月 5
患者を苦しめたい医療関係者なんてほとんどいないぞ?
メリットがデメリットを上回ると予想されるから(結果的にデメリットが上回ってしまうこともあります)医療行為を行うんじゃないか。
— 道良寧子? (@doramao) 2015, 5月 5
表面上患者によりそうような甘いことをいうトンデモ医療関係者がはびこっている現状はなんとかならないものか。
— 道良寧子? (@doramao) 2015, 5月 5
特殊権限のコメントでも言及しているけれど、この記事って元々雑誌の「プレジデント」の特集だかコラムの記事で掲載されていたものが、ウェブ版のプレジデントに転用され、それがさらにヤフーに転用された形になってるのね。その過程で段々元の記事の立ち位置というか特質性が分からないようになり、タイトルと本文をパッと見すると、多くの医者が実はこんな感じに思っているんだよね、的な裏話のような内容に思えてしまう。でも最終ページまで読むと何となく分かるのだけど、これはその方面を主張する一医師の語りに過ぎない。
中には肯定したいような話、少なくとも否定できないようなものもあるけれど、多分に「医療をなめとんのか、ゴルァ」的なものが。理由は上で指摘されている通り。以前【あのビジネス誌「プレジデント」で"病院のウラ側 近藤誠×和田秀樹 「決定版! 頼れる病院、危ない病院"特集...ダークサイドに入り込んだ感じ】でも指摘したけど、プレジデント内部にそういう雰囲気が出来てしまったんだろうなあ、と改めて思ったりする。
紙媒体のような従来型メディアは中堅層以降、特にシニア層の利用者が多い。同時にシニア層は数そのものが増えているので市場的にも膨らんでおり、金銭的な面での消費力も期待できる。さらに健康面での不安を強く抱いている。医療・健康方面で揺さぶり、カモにしたいとの山師は山ほどいるし、告知効果が高まる場を求めている。その需要にマッチするとそろばんをはじき、便乗するメディアが増えても当然なんだろうな。
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