どうでもいいことだが、youtubeに選挙宣伝のCMを流すのは自殺行為だとおもう。アレを見たら、好きな候補も嫌いになるし、嫌いな候補は死ぬほど嫌いになるw さっさと動画を見せやがれw
— 鐘の音@BOOTH新刊発売します (@kanenooto7248) 2015, 5月 16
普通の企業CMも同じ。あんなん誰が考えたんだ
— 春の日差しでパワーダウンしてる各務原 夕 (@nekoguruma) 2015, 5月 16
選挙関連のCMで特に目立つようだけど、昨今の動画配信サービスでは大きく分けて「有料会員制」「無料配信だが広告収入」のいずれかのビジネスモデルで運営されている。そして後者では当然広告が展開されるわけだが......その広告の挿入方法の一つとして使われているのが、視聴したい動画の前に強制的にCMの動画を視聴させるというもの。
先日も触れたけど「本編の前に見せたい広告を強制的に挿入させて広告効果の拡大を狙う」ってのは雑誌、そしてウェブサイトの仕組みから何ら変わらない。あとは映画の本編開始前のCMとかね。確かにこれなら視聴率は上がるので広告効果が出ているように見える。「何回も視聴されました」「累積で●時間視聴されているのと同じです」みたいな。
ただその視聴回数や時間が、視聴している側の思惑まで考慮しているか否かとなると......恐らくはそこまで考えられていない、あるいは意図的にスルーしている感がある。見ているうちに「あれ、実は面白いんじゃない?」「なんかチェックしてみたくなったな」的な動機を持つ人もいるだろうし、それがほんのわずかでもあればラッキーってのが広告配信側、クライアントの意図であることに違いは無い。ただ、その一方で生じる、ネガティブな反応に関して、現在の広告、特に動画広告は考察が足りない感はある。
例えば2時間の映画の前に数分の宣伝CMを観るのは仕方がない。例え映画鑑賞料を支払っていたとしても、わずか数分だし、その後数時間に渡り自分が観たかったものが観れるのだから。しかし例えば先日のニュース動画前のように、たとえそれが無料であっても、数分の動画をチェックするのに、下手をすると同等程度の長さのCM視聴を強要され、しかも本編の動画が面白いか、役立つものか否かが分からないとなれば......。少なくともCMに対し良い感触を持てる人はさほど多くは無い。
難しい話ではあるし、今件の場合ならとにかく名前を知ってもらうためにあらゆる媒体に周知させる必要があるとの実情は理解できるけれど、その願いと成果が連動しているか否かってのは話が別。ネイティブ広告周りのやりとりで覚える違和感とも重なる部分があるのだけど、受け取り手側の心境、使う側が実際にそれに対面したらどのような心境を抱くかについて、作り手側はもう少し考える必要があるのかもしれない。特に広告周りでは。
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