近年、インターネットで医療情報を検索することで健康への不安や心気症状が悪化する現象がcyberchondriaと呼ばれ、問題視されている。これはネットで検索した病気に罹患していると信じること、健康に対する不安が悪化することである。情報を受け取る側にも知識と冷静さが求められる。
— 青い薔薇 (@Trans_Blue0630) 2015, 5月 6
そういや先日、似たような話......ウェブ上の医学情報を鵜呑みにして、しかもそれが素人の間違った解釈だったりして、医師とのトラブルに発展したり病状の悪化につながるという問題を、検索面から危惧した話があった。検索結果が概していかがわしい、真偽性で怪しいサイトが上位表示されてしまうのが大きな問題だとか云々。まぁ、悪質なまとめサイトやらネイバーまとめが上位表示されてしまうあたり、理解は十分に出来る。 当方はといえば、ひととき入院までした内臓疾患絡みで、正直ネットが無ければ恐らく心が折れてしまっただろう経験を何度もしているし、ネットがあったからこそ色々と助かったこともあるので、「医療医学関係の情報は全部ネットから除去すべき」って極論には到底賛成できない。ただ、最近の玉石混淆すぎる状況と、しかもそのうち「石」が推挙される事例が多いってのは、どうにかならないのかな、という感はある。 やはり情報精査の技術ってのは、どこかで習っておく必要があるんだろうなあ、とは改めて思うことではある。
「パラサイト・イブ」で大きく取り上げられたミトコンドリアの親戚かしら、という感がある「サイバーコンドリア(cyberchondria)」という言葉。調べてみるとそんなものでは全然なく、「hypochondria」と「cyber」を掛け合わせて出来た造語で、意味も「hypochondria」(心気症。自分の判断で自分自身が病気だと思い込んでしまうもの)と「cyber」(インターネット、ウェブ)の合わせ技的なもの。ネット上で病気のことや自分自身の気になる症状を調べ、あるいはチャットなどで話を聞き、自身で病気だと判断してしまうようなもの。どうもこの言葉自体、少なくとも2008年時点ですでに存在しており......えーと、マイクロソフトのリサーチ結果
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