JTの自販機部門をサントリーが買収するそうです

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国内清涼飲料2位のサントリー食品インターナショナルは25日、日本たばこ産業(JT)の子会社で、飲料の自動販売機事業を手がける2社の保有株式を7月をめどに取得すると発表した。またサントリー食品はJTの缶コーヒーブランド「Roots(ルーツ)」と清涼飲料水ブランド「桃の天然水」も取得する。取得総額は全体で1500億円程度となる。

JTの社内リソース効率化の一環として自販機部門の売却が上がってから、複数社が名乗りを上げていたけれど、結局昨日正式にサントリー食品インターナショナルが取得することが決定した。単純に事業買収だけでなく、ブランドも合わせて確保する。リリースにもちゃんと取得対象として「「Roots」及び「桃の天然水」ブランド」と書いてある。

「ブランド取得だけして使い潰すんじゃないの?」という心配もあるだろう。で、リリースを確認すると「また、近年需要が拡大しているボトル缶コーヒーに強みをもつ「Roots」及びニアウォーター市場のパイオニアである「桃の天然水」の両ブランドを取得し、当社の商品ラインナップの拡充を図ります」と明記されており、ロゴデザインなどの一部変更はあるかもしれないけれど、ブランドそのものは維持されるようだ。「JT撤退でもうルーツや天然水が飲めなくなるかも」と心配していた人は、一安心な次第。

自販機ビジネスはここ一、二年に限ると、例のコンビニコーヒーの影響もあり、必ずしも堅調とは言い難い。効率化、スケールメリットの最大化を図るには、買収話はまさに渡りに舟だったのかもしれない。

今後近所の自販機でも、色々と動きがあるかもしれないな。要注意要注意。

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このページは、不破雷蔵が2015年5月26日 06:24に書いた記事です。

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