【HBO】「アベノミクスは失敗」に反論。どうみても雇用は改善している http://t.co/qdQYXy8Wuc
山本博一氏の週一連載がスタート!第一回は雇用に見るアベノミクスの成果。国民全体を考えるなら、たとえ自分や身内でなくても失業が解消されることは喜ばしいことですよね。
— 空き地 (@akichi_3kan4on) 2015, 5月 2
たしかに単純にはMBとインフレは連関しないかもしれない。しかし、「ちゃんとした作法」を行った上でMBを増加させていけばインフレにすることは可能だと分かる。「金融緩和してもインフレになんてならんよw」と言って金融緩和を拒んできた旧日銀はわざとその「作法」をやらなかった疑いがある。
— 空き地 (@akichi_3kan4on) 2015, 5月 2
ちなみに、近似直線が原点(MB増加率ゼロ、インフレ率ゼロ)を下回ることから、「インフレ率0%」を保つにも一定のペースでMBを増加させる必要があることが分かる。それだけ日本国民が新たな付加価値の創造(や、その効率化)に日夜努力し、実際にそれを達成し続けている証左ではないだろうか。
— 空き地 (@akichi_3kan4on) 2015, 5月 2
旧日銀はこういった国民の努力を「MBを(十分に)増やさない」という行為(不作為)によって踏みにじってきたわけだ(名目GDP的な意味で)。旧日銀が金融政策の持つ力の大きさを自覚していなかったとしても(プロとして)その罪は軽くないし、分かった上での不作為だとしたら万死に値すると言える
— 空き地 (@akichi_3kan4on) 2015, 5月 2
先ほど「万死に値する」と言いましたが、デフレに端を発する不況の影響で死に追いやられた国民の累積数を考えると、「万死」でもまだ軽すぎるのかもしれませんねぇ。
— 空き地 (@akichi_3kan4on) 2015, 5月 2
以前にも触れたけれど個人的な感想として「アベノミクス」という表現は極力使いたくない。肯定的・否定的見解のいずれにしても、個々の政策や政策全般に関するあれこれがぼやけてしまう感が強いから。フレーズ戦略ってやつ? 「私のゴーストがそうささやくのよ」みたいな。
それはともかくとして。本家記事でも何度かデータ込みで言及している、雇用情勢の改善とデフレ問題。昨今ではデフレが景気悪化と関係があるのはウソだっ的なことを語る経済評論家も出てきて頭が頭痛になったばかりで、その辺りを時間を見つけてどうにかまとめられないかな、まずは雇用と実質賃金周りの話をどうにか片づけたい、そして正規・非正規と失業の関係も......と思っていた時に、今件記事がツイッター上に流れてきたので、これ幸いに覚え書き&参考として。いや、半ば以上は「先をこされた感」。
"このまま失業率が下がると、企業は雇用を確保することが難しくなってきますので、賃金アップなどの雇用環境の改善を迫られます。安月給では雇用は維持できません。今、すき家などが苦戦している理由がこれです。"
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 5月 2
"そしてやがて、非正規雇用者を正社員化しなければ人材の流出を防ぐことができなくなって......といった順番で雇用は改善していきます。これが普通の流れであり、これ以外の雇用改善ルートを私は知りません。"
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 5月 2
マネタリーベース(MB)周りは当方の領域外ではあるし、他人に優しく説明できるほどのスキルを持つわけではないのでさておくとしても。雇用の問題はすっげーざっくりと、そしてすっきりとした説明。要は経営サイドの視線も必要だよってこと。この辺りは例の派遣バッシング周りでも何度となく語られてきた話ではあるんだけどね。
この「最初に非正規が増加」ってのはあちこちで語られていることで、加えて言うと実質賃金の問題にもかかわってくる。この辺は以前【実質賃金と就業者構造の変化に関する覚書/自身への宿題的な】や【実質賃金が下がっているという話と疑問の覚え書き】あたりでも触れた通り。計算をするためのデータが存在しなければそこでアウトだし、あったとしても色々とややこしい計算になりそうな気がするのだけど、経済に係わる環境が大きく変化を迎えている現状においては、その環境変化も考慮しないと色々とゆがみが生じてくるってことなんだよなあ、と。
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