スマホに夢中になりすぎると......な人がとった自己表現の帽子

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スマートフォンではゲームアプリやウェブブラウジング、ソーシャルメディアなどの文章のやりとりなど、多種多様なことができるのだけど、欧米ではそれらの中でも特に、文章を使った意志疎通への注力が著しく、スマートフォンを使うことを多分にTextingって表現している。大抵はネガティブな場面、例えば自動車運転中のスマートフォン操作はしないようにしましょうって話の時に、「運転中のtextingはダメよ」的な感じで。

で、今件はスマートフォンでの意志疎通、textingに夢中になった人のお話。彼女が居る目の前でもスマホに夢中で全然彼女の方を向いてくれない彼氏。スマホの画面を見ているのだから、彼女に見せるのは頭だけ。表情など分かるはずもない。そこで彼が持ち出したのが、このTexting Hat。

要は帽子の上の部分に自分の顔の写真を貼り付け、スマホを使っている時でもあなたの方を向いてますよ、的な意思表示をするもの......というかそのように見せるもの。当然彼女はぶーたれるのだけど、そんなのお構いなく彼はスマホに夢中。帽子は沢山用意されていて、彼の表情に合わせて色々異なる顔写真の帽子をかぶるらしい。

家の中だけならともかく、外でもこの帽子をかぶってtexting。彼女はますます不満顔......なんだけど、段々世の中でもこの帽子が流行り出す。気が付くと周囲は皆この帽子をかぶり、見た目は笑顔で、でも実態はスマホでがつがつ。

オチは......まぁ、アレだ。見た目の表情と実際に想っていることはまた別物、ペルソナ的考えを物理的に用意すると、こんな感じになるのかなあ、と。スマートフォンへの夢中ぶりはもちろんだけど、相手に示す意志と実際に思っている事の相違とか、色々考えさせられるものはある。

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このページは、不破雷蔵が2015年5月 5日 06:50に書いた記事です。

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