①米新聞社の本業売上推移をグラフ化してみる(SNM2015版) http://t.co/XajX8G343T などでも取り上げている「State of the News Media 2015」から。http://t.co/RadpUNpDhk
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 5月 4
②旧来メディアのウェブ版では無くデジタルからの新鋭メディア(デジタルネイティブ)の2015年1月における来場者数上位50位のうち41サイトで、デスクトップ(PC。ノートも含む)経由よりモバイル経由が多かった。 pic.twitter.com/7t3l7FueV1
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先日から掲載している【米新聞社の本業売上推移をグラフ化してみる(SNM2015版)】のような、アメリカでのニュースメディアの動向と展望に関するレポート「State of the News Media 2015」に係わるお話。この項目も当初本家サイトの記事にまとめる予定ではあったんだけど、あまりにも内容が雑多過ぎるのと、分析までには至らない、でも情報として保全しておいた方がいいかな、ということで覚え書き。
内容としてはタイトルそのもので、旧来メディアのウェブ版ではなく、新規立ち上がりのデジタルメディアの8割以上はパソコン経由ではなくモバイル経由のユニークユーザーアクセスが多かった。
実際の所、パソコンからのアクセスの状況と、モバイルからの場合では随分と事情が異なるし、ユニークユーザーのカウントの仕方も明記されていないので比較が難しい。とはいえ、モバイルがパソコン経由並、あるいはそれ以上の来訪ルートとなっていることに違いは無い。
③いわゆるバズ系のは特にモバイルの方が多い傾向が。ぱっと見でさっと拡散するってスタイルにマッチしているからっぽい。
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④残りの9サイト、例えばCNETとかEngadgetとかTechCrunchはデスクトップの方が多い。けど明らかな違いが出てるのはその半分位。 pic.twitter.com/1kluInAGmz
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⑤報告書で特に解説は無し。じっくり読むタイプの記事が多いとか、非モバイル系≒高齢層の読者が多いからかもしれない。
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モバイル経由のが特に多いサイトは、いわゆるバズ系のものが多い。ちょっと見でちょっと他人に拡散、情報のつまみ食いと他人へのオススメ、チャット的な感じでの情報取得的感覚が強そう。
他方、パソコン経由の来場者が多いサイトは、モバイルのアプリの出来が今一つなのかもしれない。けどそれよりはむしろ、コンテンツ的にシニア層向けとか、専門職が強くじっくりと読むことが多いって感じはある。
⑥あと、モバイル経由の利用者は滞在時間も長い(こちらは従来メディアの公式サイトのデータ)。まぁこれは1表示当たりの情報量の違いからかな。 pic.twitter.com/df0DwBGP2T
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加えて。モバイル経由の来場者は、滞在時間も長い傾向があるらしい。これもモバイルによるアクセスの実情を想像すれば容易に理解は出来る。すき間時間でちらほら見続けているから集中度が低くなるとか、一表示当たりの情報量の違いがあるので、ページめくりの時間があるとか。
ぶっちゃけるとパソコン経由とモバイル経由の各値には、単純比較以上の価値を見出すことは難しい。前提からして異なるから。でも対外指標や広告関連の上では、単純にユニークユーザーとかページビュー数が大きな要素となるから、無視をするわけにもいかない。今後ますますモバイル系のアクセスは増えて来るんだろうなあ。
......さて。タブレット型端末はどちらになるのだろうか。
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