「大切なのは、何を言うかであって、誰が言うかではない。」というのは事実かもしれませんが、一方で、世の中のテキストのうち、ちゃんと見れるものは限られるので、メディアでふるい分けせざるを得ないのも事実。東京新聞、赤旗、雑誌科学は、無視でいいですよ。
— Shimpei (@ShimpeiHMMT) 2015, 5月 5
無理して低S/N比メディアからSignalを拾い出す努力をしても仕方ないしね
— 林司 (HAYASHI,Tsukasa) (@Archangel_HT) 2015, 5月 5
これはあくまでもケースバイケースの話なのですべてに当てはまるわけではないのだけど、考え方の一つとして覚えておくと、該当ケースが結構あるよなあ、的なお話。S/N比ってのは信号量(Signal)と雑音量(Noise)の比で、信号の分散を雑音の分散で割ってはじき出され、高いほど得るべき信号の影響が大きく、不必要な雑音の影響が小さい。要は低S/N比ってのは雑音ばかりで本来取得すべき信号がほとんど得られないってこと。100個ぐらい入っている園芸用の種を蒔いて、出てきた芽が2つ3つしかなかったって感じ。
人のリソースは限られている。すべての事案を検証して抽出するなど、いくら時間があっても足りない。効率が悪ければ本来もっと良いものを得られるはずのリソースを浪費してしまうことになる。種まきの例ならば、本来もっと発芽率の良い種を蒔けるはずの畑を、発芽率の悪い種で一時的に選挙されてしまうようなもの。
それを考えると、元々S/N比が低いメディアから抽出するのは労苦ばかりで意味が無い可能性が高いから、最初からパスしておいた方が効率は良くなる。これは自然の道理。
無論弊害もある。S/N比が高いように見せかける呪文「肩書」「経歴」を悪用する、いわゆる権威主義を使うタチがある。これは否定できない。元関係者だから、その人が語っている事、主張はすべて正しいはず......って語りは、いわゆる「出羽の守」と同じで、一歩引いてみた方が良い事案。元官僚、元●×省の重鎮、元○○新聞社記者。幾らでも事例はある。だから低S/N比なのか否かをしっかりと見極める必要があるし、ニセのラベルには気を付けなきゃいけない。
まぁ、中には「掃き溜めに鶴」みたいな感じで、そのような属性の中にも光り輝くダイヤの原石みたいなものが存在するってこともある。ただ、確率論的にはやはり高くは無い。その辺はどうにかならないのかなあ、と思ったりもする。
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