カフェみたいな低単価商売でクレカ導入なんて、(手数料以外の)運用コストだけで赤字にしかならんと思う。
→ドトールやコメダ珈琲など、大手カフェのほとんどがクレジットカード払いに対応していない現状を嘆く。電子マネーもほぼ使えません。 http://t.co/vlfoSlnVo8
— Yasuaki Madarame (@madarame) 2015, 5月 4
某元携帯事業の重鎮による「それとも何かの利権か?」を想起させる話ではあるけれど、携帯電話に電子マネーを連動させ、携帯をかざして小口決済をする、あるいはクレカを呈して支払いを済ますってのが、日常茶飯事的に行われるようになった。コンビニやファストフードでも良く見かけるよね。でもすべてがすべてじゃなく、今なお現金払いのお店も多い。小規模、個人事業的な店舗、例えば喫茶店や本屋が好例。
で、指摘の通りこれは費用対効果を考えれば、クレジットカードやら電子マネーの導入は、メリットよりデメリットの方が大きくなるので、小規模店舗は導入していないだけの話。「時代遅れだ、不便だ」ってのは、結局「もっとランニングコストが下げられるよう、リスクを減らせるよう、業界に声援を送る」べきであり、小規模店舗にクレームをなげかけるってのは筋違いな感が強い。
大体ユーザーニーズも高くない。
"いまやカード導入したら客足が伸びるなんてもう飲食業界では誰も信じませんし諦めてます。日本で1000円前後の単価にカード切る人は少ないんです"
→大手飲食チェーンのクレカ導入に絡んだ事ある者だけど http://t.co/wHrLYdF7S8
— Yasuaki Madarame (@madarame) 2015, 5月 4
私自身は基本クレカ派で、クレカ対応有り無しで入る店を変えることもあるマイノリティなんだけど、サインか暗証番号有りの飲食店で1,000円未満だと、面倒で使わないことも割とあるかな(サイン入らずの電子マネーなら使う)。
— Yasuaki Madarame (@madarame) 2015, 5月 4
で、クレカってのは結局使えば使うほど特典が期待できるポイントカードみたいな面もあるから、使える場面では使いたくなるのも一つだけど、実利用をする側でも手間がかかるので、少額では「まぁいいか」ってことになってしまう。かざすだけで支払いが出来る電子マネーならともかく。
単身世帯の代金支払方法 単身世帯の代金支払い方法の移り変わりをグラフ化してみる http://t.co/GKgYVwKBkl pic.twitter.com/5HDTzXCsm9
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 5月 4
二人以上世帯 二人以上世帯の代金支払い方法の移り変わりをグラフ化してみる http://t.co/9WHr6Ayzjo pic.twitter.com/XCSVSRxyGn
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 5月 4
まぁ、少しずつ少額でも電子マネーを使う事例は増えてますけど、現金が圧倒的なことに違いは無いのですね pic.twitter.com/Q0XO2YUvA8
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 5月 4
実際この辺の利用事情はデータからも出ていたりする。本家サイトで毎年更新している、金融広報中央委員会の「知るぽると」の公開データの経年データでも、上にある通り、少しずつ電子マネーを使う事例は増えているけれど、やはり少額の決済では現金を使うことが圧倒的。使い手側からすれば「いかに楽が出来るか」が肝要であり、必ず電子マネーを使わなきゃならないってわけでは無い。手段が増えただけで、その中でどれを選ぶのかは、それぞれのケースで最適なものって次第。
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