パクツイのビジネスモデルって随分と前からあったんだな、という裏付け

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先日の【パクツイでフォロワー増やして「媒体力」上げたら、あとはもう宣伝でビジネスシフトでしょ、みたいな】の後日談的な話。前後して、ある程度多くのフォロワーを持つ人による「自分のツイートが逐次コピーされてランダム的にツイートされてしまう。クローンみたいなツイッターアカウントがあって気持ちが悪い」との話があり、それ関連で調べていたいたところ、同じようなパターンが見つかったので、覚え書きも兼ねて。

すでに特定個人のツイートを取得して、トレースする形で、あるいはランダムでツイートするアプリはその存在が確認されている。意図的に自分自身のツイートを別アカウントでツイートさせる人も結構いる。アプリそのものの仕組みはさほど難しくないのだろうし、複数を同時に走らせることも論理的に可能だろう。他人のツイートを自動的に取得するなり、コンテンツを盗取するにしても、いずれの場合でも素材はだまっていてもどんどん増殖していくので、楽っちゃ楽。要は自動生成によるワードサラダみたいなもの。

それなりの注目を集めたコンテンツなり、フォロワーが多いアカウントのツイートなら、単なる一般人のものより集客力はあると想定できるので、成長可能性は高く、期待が出来る。たくさん種を蒔くのもいいけど、ある程度発芽率の高い種の方がいいよね、的な。自動生成でどんどんツイートできるから一度捕捉すれば後は放置で済むので簡単。折を見て育つ=フォロワーが一定数に達すれば、媒体力が備わっていることになるから、広告ツイートをするもよし、広告を集めるも良し、第三者に売るもよし。仕組みさえ構築すれば、ほぼ放置で金のなる木が育つ、ある意味放置型のステキビジネスな次第。あれだね、昔なんかの作品で見かけた、銀行システムにハッキングして、利子の1ケタ部分だけ常時吸い取って自分の口座に転送するって仕組みみたいだな。

そしてこの類のアカウントのタチが悪い所は、悪事が発覚しても似たようなアカウントを創って同じことを繰り返す。旧アカウントに「こちらに移転しました」的な告知をする場合も多い。今件はツイッターの容易なシステムを悪用したもので、根本的にはツイッターサイドの厳しい取り締まりに期待するしかないってのが困りものなんだよねえ......。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2015年5月 8日 06:38に書いた記事です。

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