不発弾は「爆発しない爆弾」では無く「今は爆発していないけれどいつ爆発するか分からない爆弾」

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先日大阪で発生した不発弾処理の事案。交通規制が行われるなどちょっした騒ぎになったり、状況を撮影した写真もちらほらとネット上に掲載されていたけれど、同時にいくつか目に留まったのが「不発弾処理位で交通規制をするのはおかしい。爆発しない爆弾なんだから、そこまで大袈裟になることはないだろう」との意見。

えーと。不発弾は「非活性化した元爆弾」では無く「非活性化したのか、活性化状態を維持しているけれど何らかの偶然で爆発していないだけの爆弾」なんですが。博物館に展示されている、信管も爆薬も取り除かれた、容器だけの存在ではないのだよね。


特殊事例をのぞけば大戦中に軍部によって遺棄されたものか、あるいは米軍などの空襲によって投下されたものなのだろうけれど。それゆえに少なく見積もっても半世紀以上時間の経過はしているけれど。何らかのはずみで爆発する可能性はゼロじゃない。だからこそプロの自衛隊に処理をしてもらっているわけだ。そもそも「非発弾」ではなく「不発弾」であること、つまり爆発しなくなった爆弾では無く、たまたま爆発していない爆弾であるわけで。

まぁ、クレームをつける側の多分は何となくレベルでその辺のことは理解していて、その上で自分が受けた影響(交通規制に引っ掛かったとか)に対する不満のはけ口として語っているだけ......と思いたい。

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コメント(1)

>不発弾は「非活性化した元爆弾」では無く「非活性化したのか、活性化状態を維持しているけれど何らかの偶然で爆発していないだけの爆弾」

言われて初めて気づきました。
そうなると「未だ爆発していない爆弾」ということで「未発弾」と呼ぶ方がいいのかな?

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このページは、不破雷蔵が2015年5月10日 07:34に書いた記事です。

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