「経営者目線で仕事しろ」というけど「経営者並のお給料あげるね」は無いよね、そういえば

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確かに就業者に対して「経営者目線で仕事をしよう」ってのは良く聞く話である。自分が部品感覚で働いていると意欲が減退してしまう、そうではなく、自分が会社の一部として役立っている、経営的にどのような役割を果たし、活かされているのかを考慮すると、やる気もグンと違ってくる。まぁ、それは分かるけれど。でもその発想や行動をしても、対価は通常の就業者と変わらない。経営者並の行動と思考を望み、手当てが就業者のまま。やっぱり何だかおかしい感はある。自社株の提供とかが行われていれば話は別だけど。

逆に、指摘の通り、経営者目線で働かせているので、残業代の概念は無いってデタラメは結構ある。どことは言わないけどアルバイトからスタッフになったら店長やら幹部扱いになるから、残業の概念はすっぱり取り払われてしまうので手取りがかえって下がるとか、立場は役員だけど手取りは従業員と同じで、しかも役員だから残業代が出ないとかね。法務関係がそのあたりをしっかりとツッコミしてくれればいいんだけど、その企業に属していると逆に悪用される事案がゴホゴホ。

年度が替わって一か月が過ぎ、新人社員が色々と頭を抱える時期がやってくる。いわゆる五月病というもので一まとめされてしまいがちだけど、ソーシャルメディアの普及でそれだけでは済まない、多様な事案が結構目に留まるようになった。今件のような、都合の良い所取り的な話もゼロでは無い。もちろん片方の意見だけですべてを判断するのはリスクが大きすぎるけど(昨今の「ブラック企業」なる言葉もそう。真偽が疑わしい就業者側の声ばかりが集まり、本当にブラック判定されるべき事案がかすんでしまっている)、チェックをしていく必要はあるのかもしれない。

っていうか、政治闘争やら主張にリソース割いてる暇があったら、労組な方々はむしろ、こういう方面にメスを入れるべきじゃないの? 本当は。

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このページは、不破雷蔵が2015年5月11日 07:32に書いた記事です。

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