起業や独立の厳しさは「3年内に8割が廃業」みたいなデータで語られるけど、独立のきっかけが「リストラや社内での評価に対する不満」が多い事が高い廃業率に繋がってる気がする。
会計士でも周りを見ても監査法人での評価が高い人が敢えて独立を選んだケースでないとほぼ成功する事は無いし。
— ボヴ (@cornwallcapital) 2015, 5月 8
逆にサラリーマンで優秀とされる人は起業や独立をしてもかなり高い確率で成功してる印象がある。
当たり前かもしれないけど、サラリーマンで出世する素養と起業・独立で成功する素養は大半の部分で共通してるんだと思う。
— ボヴ (@cornwallcapital) 2015, 5月 8
@cornwallcapital
独立したら自分で営業しなくてはなりませんし、サラリーマンがイヤとか人に雇われる身がイヤという理由だけではやってけないですしおすし...
— HB鉛筆 (@HB27624303) 2015, 5月 9
独立創業してから三年以内に滅んでしまう事業は何%とかいう話が良く交わされる。統計的に算出したものもいくつかはあるんだろうけれど、官公庁ベースでのデータをもとにしたものはあまり耳に入らず、むしろ書籍のセールスコピー的な話ばかり。まぁ実際、言われている話に近いものがあるのは事実だ。
で、この廃業率周りってのは実は統計的にはなかなか取得されにくい。何しろ追跡そのものがとても困難だから。それゆえに現場で各種事例に触れている人の言質を集約して、それらしい実情をイメージするしかないのかな、という感はある。その意味で今件の指摘は納得のいくものであるのと共に、貴重な話ではある。
「仕事での評価が低い、人間関係がうまく行かない」って実態を「正当に評価されていない」って都合よく脳内転換する人って多いけど、そう言う人って転職しても起業しても必ず失敗してる。
— ボヴ (@cornwallcapital) 2015, 5月 9
結局のところ、よほど尖った部分を持ち合わせていない場合、企業という組織の中でようやく生きながらえることは出来ても、そこから飛び出た場合、保護される部分が無くなって、あっという間に息絶えてしまうってことなのかな。
例えば優れた絵を描ける技術を持つ人がゲーム会社で各種ゲームのグラフィックを担当していたとして。その人が独立のために会社を辞めた場合、あらかじめ受注ルートなどを確保していれば問題は無いのだけど、そうでなければ一から営業をはじめねばならない。自営業として絵を描き続けるならば営業は欠かせないし、お金周りの計算をはじめ、絵以外の部分で成さねばならないことは増える。法人化したり、そうでなくてもアシスタントを頼むようになれば、人事管理も必要になる。それ相応のスキルが無いとやっていけない。
「サラリーマンで優秀とされる人」ってのは結局、尖った部分があり、かつ柔軟性に富み、一定基準以上の能力を持つ人。アメーバ的なもの、そう、例えば「寄生獣」ならば分身してもそのまま単体として動けるミギーのようなものであり、そこまでのレベルに能力が達していない(サイズが小さい、つまり能力が足りない)と、たとえ本体からちぎれる=独立しても、固体としての存在を維持できない。そんな感じじゃないかな。
「サラリーマンで出世する素養と起業・独立で成功する素養は大半の部分で共通してる」。これは金言だと思う。見方を変えれば、その部分を上手く把握出来れば、どのような状況でも上手くやっていけるってことだよね。
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