9歳息子の成長に従い、「片付けないと、オモチャさんたち出て行っちゃうよ!(嘘だと気づく)」→「片付けないとオバケ来るよ!(オバケなんてないさと気づく)」→「片付けないと全部捨てるよ!(勿体無くて母には捨てられないと気づく)」を経て遂に本日私の口から「ヤフオクで売るよ!」が出た。
— よく眠りたまに色々考える主婦 (@toppinpararin) 2015, 5月 11
「日本まんが昔話」でも有名な「もったいないお化け」の話に代表されるように、社会の秩序を守らせたり常識や知恵の類を習得させるように、何からの例え話やおとぎ話的なものを子供に使うことがある。うそも方便という感じかな。小さいころはまだ分別も付かないから、目の前にある事象だけで判断してしまうので、これも結構有効だったりする。まぁ、脅し透かしはどうよ、との意見もあるのだろうけど。
でも段々と成長していくに連れて世の中の理を知るようになり、保護者のフェイクに気が付くようになる。玩具は一人で歩いて逃げ出すことはないし、お化けは世の中には居ない。しかも経済的なことを考えたら例え話やフェイクで無い「捨ててしまう」との話もブラフでしかないことに気が付く。
で、最後の手段として用いられたのが「ヤフオクで売る」。ああ、つまり「もったいないから捨てる事は無い」とする子供の判断に、「オークションで売るからお金になるので『もったいないから実際にはしない』ってことはない」とする反論を示したわけだ。
確かにそれなら現実味もあるし、お化けや幽霊やおもちゃの独り歩きの話のようなまったくの虚言でもないので子供は「マズい」と思ってくれそうではあるのだが......よく考えてみれば新しいおもちゃが欲しくなった時にわざと散らかしたままにしておいて「売ったお金で新しいおもちゃを買おう」といいだすかもしれない(笑)。
加えて、「ネットオークション」じゃなくて「ヤフオク」って固有サービス名を挙げるあたりが、やはり時代だなあという気はする。
一方気になったのは「片づける」ことについて。「片付けなさい」というセリフはよく聞かれるけれど、片づけ方について保護者は子供に教えているんだろうか。
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