「小説の販売促進は作者自身のソーシャルメディア活用にかかっている」との話

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この類の話は小説に限らず出版関連全体にいえる話ではあるし、先日の「相談を受けた絵描きの人」の話も合わせ身近な人も含めて、直接・間接的に色々と具体例を聞いているし、今なお試行錯誤を繰り返しながら色々とやっている人の動向を見るにつけ、間違ってはいないってのは確かな話。ただ、ソーシャルメディアはツールの一つでしかなく、絶対無比の存在ではないことに注意が必要。ひとつ、新しい、そして結構使い出のあるツールが出ただけのこと。

まぁ、でも漫画やアニメと比べ、小説ってのはビジュアル面が弱いところがあるので、ソーシャルメディアではちょっと販促は難しい、あるいは手を替え品を替え的な工夫が必要になる。小説そのものを売るのではなく、作者の作品としての小説、あるいは世界観そのものを売りに出すとか。それはケースバイケースでテンプレ的なものは無いし、詳しい話はそれこそビジネスレベルなものとなる。


mixiはともかく、そしてLINEは不特定多数とのつながりを前提としたソーシャルメディアとは言い難いのでさておくとして。ツイッターとFacebookに関して言えば、確かに指摘の通り、販促ツールとして使うにしても、微妙に異なる性質のものであることを認識しておく必要がある。FBはファンクラブ、ツイッターは即売展示会みたいな感じ。

Facebookが多分に閉鎖感の強い、でもグループ内においては親近感が強いつながりになる傾向が強いってのも、大よそ近しい感じがする。特定のファンへのサービスとしては、FBの方が良いのかも。だからこそ、有料メルマガから流れる形で、電波系の怪しげなグループがFBにできやすいのかな、と一人で納得したりもするのだな、これが。

まぁ、いずれにせよ。利用者が一定数以上いて、他の類似業界関係者も積極的に使っている以上、書籍などの販促の上でソーシャルメディアの利用は考察した方がいいってのは確か。具体的な使い道に関しては......そうだね。同じような作品を出している他の作家の利用スタイルを確認して、真似る所から始めてもいい気がする。

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このページは、不破雷蔵が2015年5月18日 07:13に書いた記事です。

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