自炊とコスト問題と「リソースとお金」の天秤と

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節約術でよく言われるのが「自炊最強伝説」。外食したり惣菜を購入する中食よりも、自炊をした方が食費は安くつくというもの。ただこれも実はケースバイケースで、さらに単純に費用だけの物差しを使うのか、時間などの他のリソースも考慮した上で考えるのかで、大きな違いが生じてくる。


以前に何度か解説したけれど、お金って結局色々な物品だけでなくサービスや手間暇、さらには時間の代替品なんだよね。お金という価値を消費することで、色々なものを手に入れられる。食事を自炊するか外食なり弁当を購入するなりにするかに関しても、このコスト感覚(単なる金額だけでなく、時間や手間も含めたリソースとの観点)で見る必要がある。

指摘の通り、対象となる人物の環境にも多分に左右される。一人暮らしで学生ならばある程度乱暴な食生活でもなんとかなるし、時間も余裕があるので金銭部分を時間に置換してもあまり問題にならない。けれど社会人になるとその置換が難しくなるんだよね。

昨今コンビニの惣菜の需要が増加しているとか、高齢者がよく食事をスーパーなどに調達しにくる状況を見かけるようになったとか、宅配系の食事サービスの人気が高まっているとか、周辺の食事情を見直すと、色々となるほど感を覚えさせられる。コスト意識ってのは単純に金額だけでなく、時間や手間、そして得られる便益まで含めた、総合的なリソースとしてのやり取り、天秤掛けを考慮しなきゃならないんだよな、と思い出させてくれる、自炊周りの話ではある。

もっともアレだ。例えば当方のように、コスト以外に栄養素の観点で色々と気にしなければならない人は、さらに費用と時間以外の、ウェイトをかけねばならない要素ってのが出て来るんだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2015年5月20日 06:36に書いた記事です。

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