ネットで出会った人間ってのは3年以上連絡取り合う人ってのはあまりいないらしいので3年以上交流がある知り合い、または3年以上連絡取り合ってなくても連絡したら3年のブランクを感じさせない知り合いがいるってことはいいことなので皆もそういう人がいるといいね
— 暇なときにたまに読む。 (@reisenfeldflor1) 2015, 5月 9
これは情報伝達、例えば商品のおすすめ情報やお得なアイディアなどの情報の広がり方にもいえることではあるし、近しいところでは先日のレモンジーナの件でも触れたのだけど。インターネット、特にソーシャルメディアは情報の共有と拡散が容易になってハードルが下がり、さらに他人、普通のやりとりなら手が届かないような相手との情報のやり取りが容易になったことから、情報に関するポテンシャルの使われ方が時間軸的に圧縮されている感じがする。
例えば5のポテンシャルがある情報に関して、普通なら時系列的には11111と広まっていくのに、ネットの場合は最初に4の分だけ広まって、その後に1、そこでオシマイになる。ネット上の流行り廃りが熱しやすく冷めやすいってのは、まさにそんな感じ。
だからネット上での付き合い(色々な意味で)も、通常の人同士の付き合いのように、長期間に渡るものを維持するのは、案外難しい。見方を変えればそのようなことができるってのは、よほど相性が良いことになる。そのような人がいたら、その出会いが出来た幸運に感謝をすべきなんだろう。
ネットで出会った人の方が3年以上連絡取り合ってる気がする。ネット以外で知り合って3年以上連絡とれてるのって,家族のほかひとりかふたりしかいないぞ。
— myrmecoleon (@myrmecoleon) 2015, 5月 18
親兄弟についてはネットではじめて知り合うって可能性はかなり低いので,この点に関してはアドバンテージあると思うが。
— myrmecoleon (@myrmecoleon) 2015, 5月 18
Twitterだけでも,2007年からTLでやりとりしてる人が普通に何人もいるしなあ......もう8年になっちゃうのか。
— myrmecoleon (@myrmecoleon) 2015, 5月 18
ネットで知り合った人たちはネットで連絡とれるけど,地元の関東で直接知り合った人たちは東北とかで就職しちゃうと付き合いなくなるし,転職して地元に戻ってきたりすると前職の人とも連絡とらなくなるので,やっぱりネットのが長続きする感じ。
— myrmecoleon (@myrmecoleon) 2015, 5月 18
連絡を取る頻度が全く違ってくるから、ネットでの知人→意気投合→オフラインで顔合わせる→さらに意気投合 となる方が多いですね、私も。
電話や手紙しか手段がなかった時代は疎遠にならない事に努力しなきゃいけなかった。 https://t.co/oq2KqnQPvh
— KGN (@KGN_works) 2015, 5月 18
一方でこんな話もある。ハードルが低くなり、アプローチが容易になると、接すること自身が気軽になる。父母兄弟や親せきとツイッターやLINEで連絡を取り合うようになったら、途端に親近感がモリモリ増加したってのは良く聞く話。これは上記の例なら、情報伝達...というか関係維持のポテンシャルで5というリミットが無く、一定の値が(肉親などといったベース部分の信頼に基づくことから)常時補充されるため、ハードルが低いことで常に維持されることを意味する。蛇口をちょっとだけひねって、ちょろちょろと常に水が流れているような状態かな。
連絡の頻度が短くなる、つまり自分が相手を意識出来、相手も自分を意識してもらえる機会が増えれば、それがたとえどんなツールを用いたとしても、親近感は維持、そして補強されることになる。毎年お盆の集まりで顔を合わせる程度の親族と、ツイッター上でしばしばやりとりする親族とでは、どちらが身近に感じるだろうか。恐らくは「ネットでやりとり始めたら、今までとはなんだか別次元の存在になったな」という経験をした人も多いはず。もちろん指摘のように逆のパターン、ネットからリアルでさらに自分の中における立ち位置が強化したって人も多いだろうけど。
直接相対、そして電話や手紙とは別次元のネット上、特にソーシャルメディアにおける交流。恐らくは人類史上いまだかつてない、状況、環境に置かれていることになる。色々と試行錯誤は続くだろうし、問題も生じてくるのには近いないけれど、それらを経て人は変わっていくのだろうなあ、というじわり感を覚えるのは当方だけではあるまい。
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