「Easy」「Normal」「Hard」と並べると初心者も何故か「Normal」を選んでしまう、というのは結構昔から聞く話
自分でノーマルを選んでおいて「これは自分には難しすぎる」と辞めてしまうプレイヤーも結構いるとか
— あおとり (@bluebird1406) 2015, 5月 20
これは指摘されて「ああ、確かに自分もそうやっちゃうよね」と思った話。多くのゲームでは根幹となるシステムは同じでも、内部的なパラメータ、例えば敵の数とか強さとか、武器や防具の値段とか数字的なものを色々といじり、お気軽に先に進めるようにしたり、逆になかなか進めないようにする難易度の調整方法がある。たとえば最初の敵となるスライムを1匹倒すと「イージー」では1000の経験値、「ハード」では100の経験値。で、レベルアップは1万とすると、レベルアップのスピードは10倍も違うことになる。本当はもっと色々内部計算をしているのだろうけど。最近だとレベルの仕切りとしては「甲乙丙」とかがあるかな。
で、「イージー」「ノーマル」「ハード」的な仕切り分けをすると、初心者でも結構な割合で「ノーマル」を選んでしまう。これには色々な理由があるのだろうけど、恐らくは、そして自分の経験の上でも、「ノーマル」=通常、つまり普通の人がやる場合と読んでしまい、「イージー」はゲームが苦手な人向けと判断してしまうから、だと思う。例えば「イージー」では無く「初心者向け」とか「はじめてプレイする場合」とかにすれば、悲劇は起きない、かも。ただそのように表記すると、初心者でもちょっと反発感を覚え、意固地になってその上の「ノーマル」を選んでしまいがち。
だから
ノーマル ハード マニアック と言い換える
— かじめ焼き (@kajime_yaki) 2015, 5月 20
シリーズものの続編、ゲームの玄人的な人など特殊事情をのぞけば、大よその人は大抵最初は初心者に違いなく。その観点では意固地にならずに最初は低めのハードルを選択してもらえるように、「ノーマル」「ハード」「マニアック」という形の仕切り分けにする。中身的にはそれぞれ「イージー」「ノーマル」「ハード」であったとしても。これなら途中で投げ出してしまい、ゲームに対する満足度が十分なものでなく、リピーターへのシフト、口コミによるポジティブな情報の拡散が期待できない、ということも無くなる。
ちょっとした工夫ではあるけれど、なるほどなぁという感心と共に、気遣いの大切さを改めて認識した話ではある。
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