お金が無い人ってのは余裕が無いから、本当に自分の事にしか頭が回んないんだよね。
なので「貧乏人とは関わりたくない」ってのは「自分勝手な人間とは付き合いたくない」って事でもあり、まぁ当たり前の感情なんだと思うけどね。
— ボヴ (@cornwallcapital) 2015, 5月 20
一定の年齢以上で「貧乏だけどいい人」ってホント会った事が無い。
そう言う設定の架空人物のでっち上げはよくあるけど。
— ボヴ (@cornwallcapital) 2015, 5月 20
これは多分にケースバイケースで世の中のすべてに完璧に当てはまるわけではなく、もちろんそうでない場合も結構あるのだろうけれど、自分の体験談や見聞きした話も含め、納得のいくお話ではある。加えてこれまでに何度となく繰り返し説明している、お金の役割にも合致する。
お金ってのは色々な物事やサービス、さらには時間の形を変えた、万能アイテム的なものに近い。色々なものに変形させられる、ナノマテリアルみたいなもの。さらには保険的な役割も持ちうる。蓄財ってのは半ば、将来に向けた保険のようなものだからね(ぶっちゃけると蓄財が山ほどあれば、健康系の保険に入る必要は無い。防犯系の保険は別よ? その蓄財自身が無くなるかもしれないのだから)。
で、お金が無い、余裕が無いってのは、生活の上で、時間的に、そしてビジネスの上でも余裕が無くなるので、自分自身のことにしか頭が回らない。これは優先順位の話でもある。誰もが一義的には自分のことを考えるけど、お金がある人は自分のことがお金でがっつりと対応できるので、他の事を考える余裕が出てくる。でもそうでない人は、自分自身のお金を確保し維持するために自分のリソースを大量に投入しなければならない(そうでなければ生きられない)ので、他人にまで目を向ける余裕が無くなる。料理で忙しい時に子供がかまってほしいと駄々をこねても「今忙しいから後でね」と袖を振る母親みたいな感じ。
だから、お金が無い状況で「他人にまで注力出来ない」ってのは仕方がないし、それを責める事は出来ない。同時に指摘の「お金に困っている人には近づかない方が無難」ってのは、確率論的には正しい選択ではあるし、「自分勝手な人間である可能性が高いので、付き合いたくない」ってのも効率面では正しい選択肢になる。
「お金があると心が貧しくなる」「お金が無い程心が豊かになる、良い人になる」ってのは、結構聞かれる話ではあるけれど、見方を変えるとお金に対する忌避感の裏返しではあるんだよね。自分以外のことに考えが回るようになって、その際に色々とワガママをしてしまうようになり、その部分で「心が貧しい」と思われてしまうのかもしれないけれど。
まぁ当方自身もあまり人の事は言えないけれど、やはり他の事を考えられる位には実入りが欲しいよねえ、とは日々思ってるのが正直な話ではある。経済は大よその問題を解決しうるってのはよく言われる真実には違いない。
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