↑ 自前の看板なんだろうな、これ
以前本家サイトで【ローソンもドーナツ販売本格参入、専用什器で6種類・各100円で展開】にて紹介した、専用什器によるローソンでのカウンタードーナツの展開。当方の行動領域内のローソンでも導入が始まったので、早速偵察。こ洒落た喫茶店的な立て看板も用意し、結構気合が入っている。
↑ 専用什器。一応種類別に名札はあるけど価格はすべて税込100円
で、専用の什器はこんな感じ。リリースにあったものと同じで、セブン-イレブンのと比べると段が少ない。元々販売種類数も少なめだから、これで十分みたい。もっともカウンターの前に小型のテーブルを配して箱入りのセットを販売するとか、導入直後にはセットで買うとカウンターコーヒーがプレゼントされるあたりはやはりセブンと同じ。「100円」ってのを強調しているのは強いね。値段が分かりやすい。まぁ今後、あるいは100円以外のも出てくるかもしれないけど、個人的にはそれは無いなと思ってる。価格の統一は大きなメリットだから。
リリースでは一緒に入っていた、店舗内で揚げるタイプのハワイアンドーナツプレーンとハワイアンドーナツチョコレートは、まだ入荷しておらず、現時点ではこの店舗はオールドファッションドーナツチョコ、モッチリングショコラ、モッチリングいちご、シュガードーナツのみ。
↑ そうそう、ベーカリーコーナーでも袋詰めのドーナツってあるんだよね
リリースの配信の時に気になったことをせっかくなので聞いてみた。ローソンでは元々ベーカリー系でドーナツを展開していて、今回カウンタードーナツとして発売するのといくつかは種類がダブるんだよね。同じものなのか、今後その扱いはどうなるのかな、と。
答えとしては「カウンタードーナツとこれまでの袋詰めドーナツは同じ名前だけど別物」「今後袋詰めとカウンタードーナツで種類がダブるものについては、袋詰めのものは販売終了」「種類がダブらない袋詰めのドーナツは今後も販売継続」とのこと。要はローソン内で販売されるドーナツそのものの種類が減るわけではなく、同じ種類のドーナツが袋詰めとカウンターの双方で発売されることもない、と。
↑ 上の二つは従来のベーカリーコーナーに配されたドーナツ、下のはカウンタードーナツ。ひとつひとつこんな感じで紙袋に入れてくれる
全部購入するのはさすがに少々ハードではあるので、従来からの袋詰めのを2つ、カウンタードーナツを2つ。色々比較しやすいように、ピックアップして購入。
カウンタードーナツは一つ一つ専用の紙の袋......というか、中華まん入れみたいなものに収められて提供される。お手拭は購入時に必要か否かを聞かれるので心配無用。袋詰めの方はこれまで通りの品質。
「同じ種類でも、袋詰めのこれまでのと、カウンターで販売されるものとは別物」という話だけれど、少なくともオールドファッション(チョコ)においては、味の上では何ら変わり映えがない、そのまま同じもの。サイズがカウンタードーナツの方が一回り小さいように......見えたんだけど、どうもこれは個体差の範囲内みたい。味の上でも違いがある、のかもしれないけれど、少なくとも当方が食べた限りでは差は感じられなかったよ。
味そのものは袋詰め版と同じってことで、まぁ、ごく普通の「ローソンのドーナツ」というよりは「ごく普通のドーナツ」。セブンやファミマ、ミスドのと食べ比べれば幾分の違いが分かるのかもしれないけれど、それほど気にするレベルでは無い。オールドファッションに限れば、少々生地が重いかな、という気がする程度。
↑ 見た目は袋詰めのと変わらず。モッチリングは少々もちもち感が弱いかも
モッチリングの方は少々もちもち感が思ったより弱く、生地の重みが強い。これは賛否両論あるかな。コーヒーとの相性としてはこちらの方が良いのかもしれないけれど。それとよく考えてみると、ローソンご自慢の生クリーム系というかホイップ系が無い。これは袋詰め版の方で補完するのかな? 100円では難しいってのも一因かもしれない。
オペレーションの上で店員の負荷が増すのは否定できないけど、コーヒーとの相乗効果は確実にある。目の前で次々と売れていたからね。価格がシンプルってのもポイントが高いらしい。これはローソンの戦略勝ち。今後どのような方策を凝らすのか、味を洗練していくのか、注意深く見守りたい所ではある。
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