読者のことを考えた文章執筆と、データベースの擬人化と

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文章を執筆する際には読者視線を考える、読者がどのような考えで文章を読むのか、マーケティング的な発想が欠かせない。商業誌は特にこの傾向が強いし(読者の人気が高い漫画はどんどんページが増えるし、読者に好かれない作品はあっという間に連載打ち切りとなる)、ビジネス系の論文やプレゼン用資料でもしかり。【あの大先生がはるか昔に提唱!? 架空人物を対象にマーケティングする「ペルソナ戦略」】でも解説した、ペルソナ戦略ってやつだな。

で、設問として「研究報告書」の場合、どのような読者を想定すれば良いのか、ということになる。


場合によっては社員が目を通す事案が発生するかもしれないけれど、指摘の通りGmailの内容を読むってのは言葉に語弊があるかもってレベルの話で、テキストを言語体として認識しているというよりは、データの羅列として判断してその傾向を元に最適化の計算を行っている。これを「読む」とするのなら、データ化されてデータベースに乗るだけの報告書も、データベースによって読まれていることになる。

ならばそのデータベースを擬人化、つまりペルソナ化し、その上で報告書をどのように書けばよいのかを考えてみる。なんだか大変なことになっちゃったぞ、的な雰囲気もするが気にしない。


データベースを擬人化した人間。「データベース子ちゃん」みたいな? いやそればベタすぎる。とはいえ、今や擬人化、さらには萌え化が一種のトレンド的なものを通り抜け一般化すらしているので、このペルソナ戦略的な考えもありかもしれない。これまでの研究報告書の類でウケが良かったものを精査して、その特徴を抽出し、それを好むようなデータベースの擬人化を構築する。受け狙いの観点に限れば、報告書の最適化がはかられるに違いない。

ただそれをやっちゃうと、本来の目的である「研究」の「報告書」としての目的が脇に追いやられてしまう感じもするので、注意が必要だけどね。「擬人化」ってのは要するにペルソナ戦略のことであり、有意義な方法に違いない。

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このページは、不破雷蔵が2015年5月25日 06:39に書いた記事です。

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