「安いから買う」ではなく「応援したいからお金を払う」という精神がもっと広がればいい。大好きなアーティスト・作家に、潰れて欲しくない店に、いい仕事をしてくれる業者に、支持したい産地に少し多めにお金を払う。お金を使うことは悪じゃない、そうやって積極的にお金を使うのは良いことだよ。
— 太郎('◇') (@l_taro) 2015, 5月 20
お金ってどんな意味があるんだろうという話や、例えば【値切りをして良い相手としてはいけない相手】で挙げたように対価の支払いには相手に対する評価の意思表示も含まれるという話など、お金を用いた資本主義的な社会における大切な要素の一つを改めて教えてくれる話。
全ての商品に全部このような発想でお買い物をしていると気疲れしてしまうけれど、クリエイティブ系のアイテムは特にこの発想を思いおこすことを忘れないようにしたい。そしてなによりも、「お金を使うことは悪じゃない」ってのは重要。言葉に置換されているわけではないけれど、不特定多数の中に混ざってしまうけれど、感謝の気持ちの意思表示にも違いない。
お金のない中高生時代に違法ダウンロードしたり、(それ自体は合法だけど)ブックオフで買っていた人たちも、受けた恩恵を自分の好きな文化に返す為に、後からでいいから、大人になってからでいいから その文化に余分にお金を投じた方がいい。
— 太郎('◇') (@l_taro) 2015, 5月 20
「お金を応援の意味で使う」って、そんな大きな意味だけでなく、コンビニでも「こっちの方が家に近いし潰れたら困るから こっちでできるだけ買う」とか、同じ物を買うにしても そこに違う意味も込めてみようよと、そういう小さい話も含めての話。
— 太郎('◇') (@l_taro) 2015, 5月 21
まぁ、好例が本の類だろうね。小規模店舗から大規模店舗やコンビニ、そしてアマゾン。便利っちゃ便利なんだけど、結果として物品購入という形の支援を失った場所は、他に支える要素があればいいけれど、無ければ退場を余儀なくされる。気が付いたら本屋は周囲にほとんど無く、コンビニから雑誌も消えている。各場所のサービスの提供内容の違いも小さからぬ要因ではあるのだけど。
株式投資のように直接資金を投入することで無くとも、商品を買うだけでも、サービスを利用するのみでも、その対象への支援になる。お金って何だろうって概念をちゃんと把握できていれば、それは理解しやすいはず。チャリティのためのバザーが好例だよね。バザーの場合は購入金額がほぼすべて相手への寄付に該当するけれど、普通の商品購入の場合は利ザヤ分+αが相手への支援に該当する。そう考えると、買い物への考え方もちょっと変わってくるかもね。
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