国語の長文問題を校正問題にしてみてはどうだろうかとの発想

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国語の長文問題は大よそ有名な文面を抽出し、その中に書かれている情景の意味を解釈させたり、差し示すものを指定させたり、適切なキーワードを当てはめさせたりなど、切り口は色々と変えてはいるものの、読解力がどこまであるかを確かめている。

ならばその読解力をチェックするのには、その文章をしっかりと読み解く、変に読み飛ばすことが無いように、校正をさせてしまうってのはどうだろうかとの話。文面を読み解くとこの漢字を当てるのはおかしいだろうとか、この表現がこの人物の口から語られるのは変だなとかってのは、確かにしっかりと読み解かないと難しい。

でもよく考え直してみると、校正をするために必要な「間違いのある文章」を作るのはとても難しい。作り手側が難儀をするのは目に見えている。作り手側が労苦を増やす手立てってのは得てして導入されないから、今件もまず無理だろうな。まぁよくて、漢字の間違い直し位だろう。

今件は直前まで語られていた、校正をする人の求人広告でべらぼうな安値が提示されていたのを受けている部分もある。校正をするのにはその文章をじっくりと読み解く必要があるので、物凄く神経をすり減らすことになる。だからこそ高い対価が必要なんだよね。その意味では、校正記号を使う云々ってのはともかくとして、漢字の間違いを指摘させるってのは良い手立てに違いない。

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このページは、不破雷蔵が2015年5月31日 08:49に書いた記事です。

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