目次あり。「CIAの前身組織が作成した「組織をうまくまわらなくさせる」ためのスパイマニュアル。...」
⇒米国戦略諜報局(OSS)『サボタージュ・マニュアル 諜報活動が照らす組織経営の本質』北大路書房http://t.co/yOGXXE6Yon
— 猫の泉 (@nekonoizumi) 2015, 6月 11
「...「トイレットペーパーを補充するな」「鍵穴に木片を詰まらせよ」といった些細な悪戯から,「規則を隅々まで適用せよ」「重要な仕事をするときには会議を開け」まで,数々の戦術を指南。マネジメントの本質を逆説的に学べる,心理学の視点からの解説付き。」
— 猫の泉 (@nekonoizumi) 2015, 6月 11
要は対抗組織をいかに非効率的な状態に追い込むか、生産性を下げるかに関する、間者向けの虎の巻。もちろん環境や文化、その他諸々の違いもあるため、一様にすべてが適応されるわけではないのだけど、多種多様な面で役立つのには違いない。
もちろん「役立つ」といっても、実際にこれを習得して対抗組織に潜入し、同じようなことをやれってわけじゃない。いくつか使用方法は考えられるけれど、まず一つは検証すべき組織において、これと同じような状況が生じているかをチェックすること。該当する部分があれば、その点が状況を改善させるカギとなる。
もう一つ挙げるとすれば、反面教師として。挙げられている事案が組織にマイナスの要素となるのなら、それに反することを行えば、少なくともマイナスにはならない。むしろプラスになることが多い。事例からも分かる通り、一つ一つは他愛もないことでも、【数字は大切だけれど、数字では表せない・表しにくいものもある】の後半部分で触れている通り、数字には通常現れない要素の積み重ねで、個人は、組織は少しずつ良くもなり、悪くもなっていく。
それらのチェックリストとしてとの観点だけでも、今誌は有益のだろうね。
コメントする