任天堂ゲーム機の販売動向をグラフ化してみる(主要ハード編) http://t.co/4uYOjsf4bI からも分かる通り、Wii Uはスタートダッシュが上手くいかなかったのよね。だから力の入れようもれ理解できます。 pic.twitter.com/mGuDXaXZ6z
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 6月 1
先日【「スプラトゥーン」とステルスマーケティングの所感】で紹介した、任天堂のWii U用ソフト「スプラトゥーン」。元々ソフトの出来栄えが良いのは確かなんだけど、その出来栄えを体現化する際に必要とされるリソースを考えると、少々違和感を覚えさせる。加えて各方面での力の入れようもちょっと尋常じゃない。これに対し、という指摘があり、なるほど感を覚えさせられた次第。
で、確かに上のグラフで指摘した通り(誤字があるのは勘弁)、3DSはDSと比べて失速度合いが早いし(スマホの普及もあるから仕方ないけどね)、Wii Uに関しては初動そのもので失敗してしまっている。意地で......というよりは戦略としていわゆるテコ入れをするのは当然の話かな。
今件ソフトに関しては、「スプラトゥーン」をプレーするのにWii Uを買うのは躊躇する、今後同じような、遊べるタイトルが出るとは限らないのに、との意見がある。それは一理。一方で、例えば「とびだせどうぶつの森」を遊ぶために3DSを買った人の事例にもある通り、「これは」と思ったタイトルのためだけに新ハードを買うという生きざまもあり。費用対効果のそろばん勘定の上で、いくぶん違い、変化は生じているだろうけど。
従来遊戯端末に投下できる可処分所得のエリアに、半ば必需品的なポジションを持ちつつ、スマートフォンがどーんと侵入したことで、その他のエンタメへの投下可能な資金が減退していることは否めない。その分、スマホでエンタメ系の需要も充足できるから、一人一人の総合的な充足感にあまり変化はないのだろうけど。
3DSはともかく、Wii Uは今後、似たようなステキナイスなタイトルを何本出すことができるのだろうか。
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