「何を信じればいいのか」まずはネイバーまとめや知恵袋は一歩引いて読みましょう

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ネイバーまとめをはじめとするキュレーションを支援するサービスや、疑問に対して不特定多数の人が回答してくれる知恵袋をはじめとしたQ&Aスタイルのウェブサービス。要はCMS(コンテンツマネージメントシステム)の発展型で、勝手にコンテンツが増えてくれる、運営側としてはステキすぎるサービス。

もちろん管理運営もその分面倒になるはずなんだけど、内容に関する精査管理は往々にして、コンテンツそのものの増加と比べておざなりになりがち。「やってます」という姿勢を見せればOK的な慣習がはびこっていて、事実上無法状態に近い。取り締まりを厳しくするとコンテンツの増殖が期待できないっていう本音があるからなんだろう。

で、上記の指摘にある通り、ネイバーまとめにしても知恵袋にしても、不特定多数による情報に違いはなく、しかもそれを裏付けするものが無い。引用元が記述されている場合はあるけれど、その引用元が正しいか否かは誰も保証してくれない。例えるなら、ネイバーまとめは個人が作った独断と偏見に満ちあふれたスクラップブックを公式ガイドブックにするようなもので、知恵袋系は道端を歩く見知らぬ人に突然専門的質問をして、その答えを信じ込んでしまうようなもの。

「何を信じれば...」。さほど難しい話では無く。ネイバーまとめや知恵袋系は基本的に鵜呑みにしない、信じない。一次情報をたどるアンテナとして使う程度で十分。道端に落ちてるパンを食べる? 見も知らずの人から貰ったパンを何も調べずに口にする? しないよね。これが例えばそれぞれ、コンビニで展開されている新商品の試食会で配られているパンや、いつも良くしてくれるお隣さんが作ってくれた自家製のパンならともかく。

ネイバーまとめにしても知恵袋系にしても、語られている情報の一次ソースにおける信ぴょう性の精査が肝心。まとめてある各要素、語られている内容のソースの確実性の裏付けが無ければ、それこそ「チラシの裏」「子供の戯言」と何ら変わりはない。

で......それを実際にやるとなるとかなり面倒くさい。そこで多くの場合、引用元のソース記述を見て、なんだか真面目そうな肩書、権威がありそうな履歴を持つ人だと、そこで精査を止めて「正しい」と思ってしまう。その肩書が実はフェイクだったりまともなものでなかったり、トンデモ系だったりするのにも関わらず。昨今では反社会的な主張をする方々が、結構このパターンを用いているので要注意。●×研究で有名な、とか×□大学教授とか。肩書そのものの権威もさほど信ぴょう性を裏付けるものとはならず、その人の経歴や実績まで調べた方が分灘ね。

まぁ、面白おかしく読むだけなら、そこまで考える必要は無いのだけど。

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このページは、不破雷蔵が2015年6月 3日 06:26に書いた記事です。

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