個人情報に係わる注意をいま一度、場所の特定はクリティカルになる

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ソーシャルメディアが意志疎通の気軽で頻繁に使われるツールとなりつつある昨今、その便宜性に浸透し、つい油断してしまうお話の一つに、個人情報の暴露がある。実名や実住所、電話番号の公開ってのは問題外で、システム側が「便利なので」と提供するサービスが、実は本人にとって便利どころか大きなダメージを与えるツールになりかねない場合もある。まぁ、諸刃の剣ってやつだ。

例えばツイッターの位置情報は好例。これはよく言われる話だけど、設定上「セキュリティとプライバシー」の項目で「位置情報をツイート」の部分にチェックが入ってしまうと、ツイートした場所を情報に盛り込んでしまう。これは出先で「この場所にいますよー」的なアピールをするのには都合が良いけれど、多分にプライベートな情報になるので超注意が必要......って知らない人も多いかもしれないな、これ。あとは「見つけやすさ」の部分で「他のユーザーがメールアドレスから見つけることができるようにする」をチェックしてしまうと、登録時に使ったメールアドレスでばりばり検索されて、人物が特定されてしまう。

指摘の通り、発言が迂闊だったりすると、その情報から精査を行い、ある程度発言場所を限定したり、匿名で活動しているのに人物が特定されてしまうこともある。仮面武道会で突然第三者にお面をはがされてしまうような状況になるわけだ。


最近ではスマホで写真を撮って掲載する事例も増えているけれど、画像そのものに位置情報がぶち込まれてる事例も多いので、このような注意も必要。システム側は便利なので、より使いやすいようにとの配慮でこれらの情報を入れているのだけどね。。。システム上で提供された便利ってのは、本来提供したい相手だけでなく、第三者にとっても便利になるんだよね。

そして世の中には確率的に、尋常の思考では、倫理観では想定も出来ないようなことをやらかす人がいる事を忘れてはならない。100万人にひとりの割合でも、対象側にとっては被害を被りうることに違いはないのだから。

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このページは、不破雷蔵が2015年6月 3日 08:01に書いた記事です。

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