批判や論争を始めたいときのチェックポイント。(1)その話はギャラリー(読者・閲覧者)にとって関心のあることか。(2)ギャラリーの支持を十分に得られるか。(3)1年後の自分に利益のある議論か。――私の場合は、だいたい(1)で引っかかり、やめることが多いです。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) 2015, 6月 5
この類の汎用論は往々にしてケースバイケースで、状況次第でチェックポイントが足し引きされたり、ウェイトが違ってきたりはするのだけど。ガイドラインとして覚えておくと、随分と気が楽に、そしてスマートなネットライフを過ごせるようになるかも、という話。
以前何度か触れたけれど、主要ソーシャルメディアの中で、Facebookやmixiは事実上実名だから(mixiは現在はそうでもないけど)本音がなかなか出にくい、太鼓持ち、信者的、賛同者、ポジティブな意見ばかりが山積されることになる。ツイッターや掲示板、ブログのコメントなどは匿名性の場合「書き逃げ」が可能な状況ではキャッチボールどころか雪合戦的な状況もありうる。そしてネット上のやり取りである以上、それは容易に記録され、集積編集され、そして検索対象になりうる。もちろん随時に不特定多数に閲覧される。いわば皆が皆、闘技場の中心で語り、議論をしているようなもの。
それを考慮すると、読者や閲覧者にとって関心のあることか、それらの人の支持を得られるものか、さらに中長期的に見て自分自身が「隠したい」「言わなきゃよかった」的なものではないのかという、考察は非常に重要。まぁ、独り言なんだからそこまで考える必要は無いじゃんって言われればそれまでなんだけど、他人を巻きこんでというか、他人を引っ張りよせる形でやりとりをする以上、自分が損をする、傷つくような行為は避けた方が良いってのは理解が出来る。
要はエンターテインメント的な見方、舞台の上に立って語る漫才師や噺家のような発想をすべき、ということかな。
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