午前5時の松屋は世界の縮図みたいだ。カレーを頼んで熟睡する爺さんに朝まで仕事だったサラリーマン達、ジャージで持ち帰りを待つ30代後半に見える女性、トイレ貸して下さいと途切れなく訪れる若い女に「ありません」と答え続ける新米バイトの50代前半の男性。午前5時の松屋は世界の縮図みたいだ
— 燃え殻 (@Pirate_Radio_) 2015, 6月 3
多分にネタ的な表現ではあるけれど、同時にその状況が一気に脳内に描写されたのは否めない。松屋に限らず繁華街の24時間営業の飲食店とか喫茶店、ファストフードでは似たような状況が見受けられる。ケバめな化粧をした複数の女性陣が加わればパーフェクト。うそだと思ったら一度足を運んでみるといい。ああ、もちろん周囲に一定以上の商業地帯があるのが前提となるけれど。
結局、24時間営業をしている飲食店、しかも比較的出入りがしやすい......というかハードルが低い店舗ってのは、微妙な時間調整をする、したい人にとっては格好の憩いの場になるんだよな。繁華街のマクドナルドの客席で、テーブルの半分が机に突っ伏して寝ている人っていう状況を見た時には、ある意味新たな世界の扉を開いた感があった。
似たような「社会の縮図」的構図は、最近ではコンビニでも見受けられる。こちらは喫茶店やファストフードと違い、商品のラインアップ自身も幅広いので、商品構成の観点でも社会の縮図、特に存在している地域の圧縮された形が見えてくる。最近ではイートインコーナーを設けるところも増えているので、さらに多様な状況が確認できるのは嬉しい限り(!?)ではある。
あと10年もしたらこの様相はどのような変化を見せるのだろうか。多分にこの類の社会文化的状況ってのは記録に残りにくいので、どこかで保全しておく必要もあるんだろうけど。
...ああ、突っ込まれる前に加えておくと。これはもちろん都心部での話ね。地方はまた別の文化が形成されている。地方版を誰か創ってくれないかな。
コメントする