ペヤングの復活とさらば「だばぁ」とジェネレーションギャップと

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【ペヤングソースやきそば6月8日から販売再開、まずは関東から】でも伝えている通り、異物混入騒動で生産システムを大改新した上で、ペヤングのやきそばが昨日から発売を再開した。ぱっと見は同じように見えるけど、パッケージデザインも実のところ結構変わっている。上でも言及してるけど、かつて存在していたフタの溝がデザインとしての描写に変わっていたり、お湯切りの仕組みがフタでは無く中フタ(アルミシール的なもの)になったりと、ごく普通の湯切りタイプのゆでめんになった次第。

つまりフタの部分でお湯切りをして、ついフタが外れて中身が出てしまう、いわゆる「だばぁ」現象は原則的に起きないことになる。食べる観点では非常にありがたい話ではあるのだけど、ペヤングらしくないとか没個性化してしまったと嘆く声も無いわけではない。


「だばぁ すら なつかしい」。新パッケージはこのままリニューアルされても踏襲されるから、あと数年もすれば「だばあ」が古語になり、その現象を知らない人が増えて、「だばあとは何を意味する擬音でしょうか」とかいったクイズの問題となり、ユーチューバーが奇妙なBGMの中で不思議な踊りをしながら「だばあと呼ばれるものをやってみた」をするような時代がやってくるのだろう。


「だばあ」にしても初音ミクのネギにしても、ネタ的な、ネットスラング感が強い話ではあるけれど、不特定多数が認知したお話には違いなく、社会文化の一つとして見なしても良い。それが昔の話となり、由来が忘れ去られ、さらにはもしかすると微妙な変化をきたした上で伝えられたり、存在そのものも知られなくなったり。......そういや初音ミクのネギ回し、これが由来だったのか。もやっとしたレベルでは知っていたけれど。

この類の方面でのジェネレーションギャップってのもこんな感じで創生されるのだろうけど、それにしては少々ギャップが生じる間隔が短いよなあ、という気はする。

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このページは、不破雷蔵が2015年6月 9日 07:38に書いた記事です。

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