自分が作っているものに違和感を覚えたら、それは成長の兆しかもしれない

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先行する話で「負荷をかけすぎると自分が壊れちゃう、身体に変調をきたすよ」的な話をしたけれど、それとちょっと似ている話。ただしこちらは身体とかでなく、自分が作っている対象が、ちょっと変化、違和感を覚えた時の話。


これは書き手側からの話ではあるけれど、読み手側からでも、その時期、タイミングに気が付くことがある。長期連載をしていたり、同じ雑誌で長きにわたり作品を載せている人の場合、読んでいくうちにふと違和感を覚えたり、何となくこれまでとは違った雰囲気を感じることがある。単なる気のせいであることも多いけど、それがしばらく続くと、グンとクオリティがアップしていることって結構あるんだよね。

無論書き手本人にそのような話を出来るはずも無く。最近ではソーシャルメディアの普及で描き手側からぽつりぽつりとその類の話が出てきて、ああやっぱりかと思うこともある。先日もそれに近い話があり、なるほどなぁ、と今件の話にも納得させられた次第。少なくとも複数の事例でそれを知っている。そしてそれらの人はいずれも、大きく成長している。

自分が作った創生物が「何かおかしい」「これまで出来ていたものが出来なくなった、異様に難しくなった」的なことがあっても、それは変化、進化の過程で生じる産みの辛さ的なものだと考えればいい。ダイエットの時に一時期体重が減らなくなる時期とか、【人生の「レベルアップ」はある日突然ドアを叩く】でも解説した、レベルアップに至る際の流れにも似ているかな。まぁ、それの場合は異様な変化が生じるという事前の気配はないのだけれど。

そしてこれは何も漫画に限った話では無い。恐らくは文筆、そしてそれ以外のクリエイティブな事柄すべてに当てはまる話じゃないかな。とにかく積み重ねを続けること。そして間違った方向に足を歩んでしまわないように、正しいガイドラインを取得すること。下手するとそのガイドラインは遠回りを示しているかもしれないし、周囲からは嘲笑されるかもしれない。でも進まなかったら何もできないんだよね。

日々是精進、大切よ?

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このページは、不破雷蔵が2015年6月10日 07:43に書いた記事です。

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