女性だから、というのは目の当たりにしないのでわかりませんが『出来ない子』というのを『出来なくさせるしがらみ』というのは結構あります。往々にして身近な大人が作っているしがらみです。
大半が母親です。父親はあまりそういうのに口出ししない人が多いだけですが、擁護しないのは同罪かな、とも
— 和紀@次は夏コミ予定 (@kazuki_kaze) 2015, 6月 11
私が講師業に就いていた頃に何度も見てきたしがらみ
『この子バカだから』『あんた本当に出来ないわね』
母親がこう言って、実際に成績の悪い子は口答えできません。
そして母親が作った「ああ、私はバカなんだ、勉強出来ないんだ」というしがらみはその通りに勉強しない子を作ります
— 和紀@次は夏コミ予定 (@kazuki_kaze) 2015, 6月 11
先日の男女の行動性向の差異的傾向ともちょっと関連のある、というか派生した感じの話。大人の立場だと気が付かない、あるいは忘れてしまった人も多いのだろうけど、親、保護者ってのは子供にとっては絶対的な存在なんだよね。生物学的に生命を握られている、生活のすべてを支えてもらっているとの認識が強い......というか無意識的に感じている。これは人間に限らない。だから、子供にとっての狭い社会空間において、親ってのは神様に等しい。だから親の言う事は神のお告げ、従わなければ死んでしまう的なものですらある。
「反抗期」という形で子供が親に逆らう時期をわざわざ特定立てて仕切っているのは、それが成長過程のプロセスであると共に、イレギュラーな時期であるから。まぁ、自我が確立され、自分でもある程度自立できる部分が出来てきたがための、親に従うべきとの本能との間の葛藤ともいえる。
で、何気ない親の語りは、子供に暗示的効果さえ生じさせてしまう。親から見てそれは事実だとしても、それが永劫に続く事実ではない。でも子供にとっては神の言葉に等しく、絶対的なものだと認識してしまう。お前は「バカだ」と素直な感想のつもり、何気ない語りだと思っていても、それはこどもにとっては禁止事項を「●×してはいけません」などとして叱られるのと、同じ効果を発揮してしまう事に、どれほどの親が気が付いているだろうか。
そんな人たちに「お母さん、ひとつ約束してください。二度とお子さんに、頭が悪いだとか、出来ないなんて言わないでください。それをしない限り、お子さんの成績は上がりません」と言って『失礼な奴だ、こんな塾は来ない』と言わずに通った子供なら30点くらいは上げることは出来た。
— 和紀@次は夏コミ予定 (@kazuki_kaze) 2015, 6月 11
という風に、しがらみで出来なくなるというのは確かにあるので、もしも「女性は勉強が出来ない」「論理的思考が出来ない」とかいう呪いが巷で、特に教育機関で掛けられているとしたら、それはそれは腹の立つ話だな、と思ったのでしたまる
— 和紀@次は夏コミ予定 (@kazuki_kaze) 2015, 6月 11
見方を変えれば、その点に注意をするだけで、子供は大いに伸びる可能性が増してくる。教育、啓蒙と、親の感想を当事者に語る事とは別の問題。
そしてその呪詛的なやりとりは、親と子供との間柄ほどではないけれど、男女間にも存在しうるのかもな、という感はある。もっとも、生物学的な観点で、行動性向、思考ロジックの違いは(傾向的なレベルだけど)色々と調査結果から出ているので、勉強や論理的思考云々では無く、やはり男女差が統計的には出るものもあるんだろうけど。例えば寿命とかね(先日の話【「あめちゃんいる?」にはそんな意味が!? からだや意識が出すサインと男女の差異と】にもつながる)。
誰によらず「お前は馬鹿だ、お前は出来ない奴なんだ、お前なんかに何ができると思ってるんだ」と馬鹿にされ続けて育てばそりゃあ、何事もできるようにならん確率の方が高いですよ...
一方で「あなたは凄いのよ、周りが評価しないのが全部悪いのよ」と言い続けて育てれば、愚物が出来上がるかと。
— KGN (@KGN_works) 2015, 6月 11
かならずしも褒め称える必要は無いのだが、「どうせ出来ないだろう」は禁句にしといたほうがいい。
挑戦して「ほら見た事か」「お前なんかが手を出すからだ」とバッシングされればさらに委縮する。
— KGN (@KGN_works) 2015, 6月 11
あと、状況を観察してると「これじゃあ出来なくても無理ないよな」てことは多々あるわけで、そういう時にまで「それみた事か!」とばかりに人格否定にまで及ぶような奴がいますが、あれはバッシングする側の頭が悪過ぎますね。
新人が慣れん作業してスムーズに行かんのなんて当たり前だろがと...
— KGN (@KGN_works) 2015, 6月 11
教育と洗脳は紙一重との話もあるけれど、親が子に放つ「バカだ」の繰り返しで本当に愚鈍となってしまうのと同様に、周囲が悪いと責をすべて放り投げると、やはり子供もそのような考えを持つようになってしまう。神たる存在の親が教えてくれたのだから、間違いは無い、とね。
「子は親の鏡」とはよく言うけれど。親がしつけの方向性を誤り、しつけと自分自身の自我の発散とをごちゃごちゃにしていると、子供も相応の受け止め方をしてしまうのだよね。子供目線、あるいは立場を逆にして考えること、とても大切だよ。
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