平成26年夏の熱中症死亡者数の状況(東京都23区) http://t.co/oZgMH2KKZo 「屋内で亡くなられた方の85.3%はクーラーを使用していなかった」 pic.twitter.com/TyedmoP0eu
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 6月 12
平成26年夏期の熱中症死亡者数年齢別・男女別 pic.twitter.com/JWAnYlNXZr
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先日の本家サイトでの記事【高齢者の「買い物弱者」問題をグラフ化してみる(高齢社会白書:2015年)(最新)】にもある通り、高齢社会白書の最新版が発表されて、それに伴い資料をごちゃごちゃと精査している中で見つけた、ちょいと気になる、そして後で別途詳しく調べる必要があるかな、という類の話。
あくまでも東京23区のみのデータではあるのだけど、熱中症による死亡者における、状況を精査した内容。屋内で亡くなった人の8割強は、クーラーを使用していなかった、そして亡くなった人の多くは高齢者であるって話。
以前から電力周りや熱中症の話において、節電の機運が高まった事や電気代の引き上げに伴い、エアコンを有していても稼働させることに躊躇してしまう高齢者が増え、それが熱中症のトリガーになるのではないかとする懸念、仮説を立ててきた。けれどそれを裏付ける統計値の類はなかなか見つからなかったんだよね。
今件ではクーラーを使用していなかったとだけあり、「クーラーが元々無くて使用できなかった」のか「クーラーはあったけど稼働させていなかった」のかまでは判断が出来ない。ただ、過去の統計も合わせて精査すれば、法則性のある動きを見いだせるかもしれないし、少なくとも「無理せずエアコンをつけましょう」という注意喚起をより意義のあるものとすることが出来るのには違いない。
ただ23区内限定ってことで数がいくぶん少ないので、各年における過去数年分と合わせた累積平均値を算出した方がいいんだろうな、これ。
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