バンダイが遠隔操作でリアルガチャを提供するサービスを始めるようです

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株式会社バンダイ ベンダー事業部は、日本最大級のネットキャッチャー「ネッチ」を運営する株式会社ネッチと協力し、カプセル玩具市場初となる新サービス「ネットdeカプセル」のテスト販売を7月よりスタートします。


「ネットdeカプセル」はインターネットを経由し、専用サイト上(http://netca.jp)から欲しい商品を選択し、遠隔操作で実物のカプセル自販機「ガシャポンR」を回すサービスです。購入した商品は数日後には自宅に配送されます。

バンダイ ベンダー事業部は1977年のカプセル玩具市場参入以来、多彩なキャラクターと時代のトレンドに合わせた商品を発売し、市場におけるシェアナンバーワン企業としてこれまで業界をリードしてまいりました。昨今の大人向けカプセル市場の需要拡大に伴い、オンライン上でもガシャポンRを回して購入できる場所を提供したいと考え、この度ネットキャッチャー「ネッチ」での実績のある株式会社ネッチとのコラボレーションが実現しました。


要はネット経由で実物のガチャガチャを遠隔操作し、出てきたカプセルアイテムを郵送してくれるというサービス。当方も何度か言及しているけれど、昨今のガチャ系アイテムには根付的なステキナイスな造形が多いものの、自分の行動領域では見かける機会が無く、手に入らずに販売終了してしまうってのが多分にあり、この類のサービスは正直大歓迎......ではあるのだけど。郵送費とか運用コストを考えると、ビジネスモデルは結構厳しい気もする。元々カプセルトイって、商品の販売は小売に投げるってことで成り立っていたはずだけど。

まぁ、指摘の通りスマホアプリでぐるぐる回して、実物提供すればいいだけじゃんってのも理解できる。ただ、宝くじの当選番号確定の時のように、リアルで決まる醍醐味に需要があると想定したのか、法令上の問題なのかもしれない。あるいは実商品の在庫との連動性、精査を考えると、直接最初から実商品と結びつけた方が間違いはない、と。


バンダイが提携したネッチでは、すでに似たようなシステムでUFOキャッチャーのサービスを提供している。経験は豊富なので運用上のノウハウも習得できるという次第。


これは確かにその通りで、アマゾンなどで商品を調達するかのごとく、ガチャにチャレンジできるのは嬉しいところ。ラインアップをどこまで充実させてくれるのかが問題だけど。商品需要をうまく見極めることができれば、結構面白いことになるかもね。

一方で今回のサービスは踏み台的な雰囲気もある。システム運用のノウハウを習得した上で、ガチャアイテムでは無く、もっと別の、あるいはガチャアイテムとして玩具では無い他のジャンルの商品を織り交ぜてもいいわけだ。たとえば香水のサンプルサイズとかね。景品表示法など各法令との兼ね合わせは慎重に行う必要はあるけれど。

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このページは、不破雷蔵が2015年6月16日 06:49に書いた記事です。

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